勝率90%でも利益がマイナスになる理由とは?リスクリワードとの関係性で解説
結論からいうとFXをやっていて例え勝率が80%、90%の手法で取引していても、リスクリワード比率が悪ければ利益がマイナスになってしまいます。
その具体的な例を早速ですが見ていきたいと思います。
そもそもリスクリワードってなにかわからないって言う人のために解説しておくとリスクリワードとは、
1回の取引における「損失:利益」の比率です。
例
損切り幅20pips 利益幅40pipsの場合
リスクリワード1:2
例
損切り幅30pips 利益幅30pipsの場合
リスクリワード1:1
例
損切り幅50pips 利益幅10pips
リスクリワード5:1
という感じになります。
これを理解した上で、勝率90%でも利益が利益がマイナスになる原因を見ていきましょう。
勝率90%でもトータルで利益がマイナスになる理由は「高リスク低リワード」だから。
結論から言うと、「高リスク低リワード」になっていると例え勝率が90%でも利益がマイナスになってしまいます。
つまり「損失>利益」になっている状態です。
例えば以下のような条件でトレードをしたとしましょう。
トレード条件
・海外口座で1lot取引を行う。
・リスクリワードは20:1
・トレード回数10回
・勝率90%
この場合10回中9回勝ち、利益は9万円です。しかし、1回は負けて損失額は20万円となります。
つまり以下のようになります。
1回目 +10pips 1万円
2回目 +10pips 1万円
3回目 +10pips 1万円
4回目 +10pips 1万円
5回目 +10pips 1万円
6回目 +10pips 1万円
7回目 +10pips 1万円
8回目 -200pips -20万円
9回目 +10pips 1万円
10回目 +10pips 1万円
極端な例ですが、勝率が高い手法を使いコツコツと利益を稼いでいたところ、リスクリワード比率が悪いと一発の負けで一気にマイナスになってしまうのです。
低リスク高リワードの(損小利大)の場合
次に損失<利益の場合を見ていきましょう。勝率30%の手法です。
トレード条件
・海外口座で1lot取引を行う
・リスクリワード1:3
・トレード回数10回
・勝率30%
この場合の損失額は7回負けてー7万円です。
利益は3回しか勝っていませんが+9万円です。
という事はトータルでみると、+2万円が残る事になるのです。
つまり次のようになります。
1回目 -10pips -1万円
1回目 -10pips -1万円
1回目 +30pips +3万円
1回目 +30pips +3万円
1回目 -10pips -1万円
1回目 -10pips -1万円
1回目 -10pips -1万円
1回目 -10pips -1万円
1回目 +30pips +3万円
1回目 -10pips -1万円
このように例え勝率が低くても、リスクリワードの良い取引を行っていればトータルで見た時にプラスで終える事ができます。
良いリスクリワードとは、1:2以上もしくは1:3などです。
このようなリスクリワードになるように戦略を立てる事が何よりも重要になってきます。
その上で勝率を上げていく作業に取り組んでいきましょう!
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