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【Vol.21】コロナ禍におけるマーケティングとは?
コロナが世の中を大きく変えてもうすぐ1年が経つ。いろいろな前提条件が崩れ、制約条件がついたことによって、人々が行動を変え始めた。
その行動に、企業がついていこうとしているんだけど、みんな世の中がどう動くのか?を見極めに行き過ぎる。
世の中がどう動くか?じゃなくて、情報に対して1人の消費者がどう反応し、それが集合体となった時に、どういううねりになるのか?ってこと。つまりは、世の中にどんな消費者がいて、その人達がどう反応するのか?彼ら・彼女らは、どういう人達に影響を与えるのか?っていうことを見極めればいいってこと。
今回のコロナが引き起こした行動変容のメカニズムを、僕がよく使っているMarketingの図で整理するとこうなる。
※関係ないんだけど、Pptを画像にすると荒くなる・・いい方法ないのかな
Marketing Actionではないけれど、日々のメディアの情報発信や、政府の方針によって、態度変容が起こる。当たり前だったことが、強烈なインサイト刺激によって認識が変わり、行動が変わった。
それが、「え、このほうが良いじゃん!続けようよ。」なのか、「やっぱり、前の方が良いよね〜。戻りたい。」なのか。
注意しなきゃいけないのは、今回のことでなくなったもの(例えば、友達とのリアルでの場とか、出社した対面での会議とか)の本当の価値が、”いま”だから見えるってこと。
これは、調査手法でいうところの、違背実験に似てる。一定期間、いままで使っっていたものを使わせないとか、新しい製品を使ってみる。その時に、前に使っていたものの価値が分かる。みたいな話。
結局のところ、いまは世の中的に大規模な違背実験をしているフェーズで、なくなったものの価値を感じる良い機会とも捉えることができる。
もちろん、厳しい業界があるのも事実で、それはどうしようもない部分もあるという現実もあるんだけども。
ただ、この環境を大きなインサイトとして、業績を伸ばしている企業や、サービスインしてきた企業もある。結局は、外部環境の変化をどう捉え、どうActionしたかに尽きる。外部環境の変化が大きすぎるのが問題なんだけど。
みんなマーケティングをバラバラに語りすぎ。すべて目的を達成するための手段だよ。そこが連関していないとダメだよ。
っていうところを忘れてしまう。
そして、目的が何か?なぜやるのか?なんのためにやるのか?
そこが明らかになっていないケースが多い。
”セグメンテーションしたいんですよね。”とか、”ターゲティングの精度を上げたくて”とかが先行しちゃっているケースなど・・・。
あとは、コンセプト作りたいって言ってるのに、どういうポジショニングを取るかが決まっていなかったり。
部署の中で、Missionが細分化されているから、連携がうまく行かなかったりするんだろうけれど、そこがそろわないと無理でっせ・・・。っていう話ですな。
本質は単純。行動をどう変えたいの?そのために、どうすんの?っていうプロセスがあるだけ。
要するに、自分達の商品・サービスを選んでもらいたいのよ。自分の思い通りに導きたいのよ。で、その思い通りの矛先が何よ?って話なのさ。
結局のところ、Everything is Marketingなんだってことなんだな。
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![きのした@Co-Marketing designer](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59222410/profile_e041cb9ff0c199a64c51db0eb0a249de.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)