星5テラレイドで勝てない人へ ~①育成の基礎&コライドン(ミライドン)でのソロ攻略のススメ
皆さん、ポケットモンスター スカーレット・バイオレット 楽しんでいますか?
この記事は、3つのルートをクリアしたのち、最後のシナリオをクリアしてスタッフロールを見た後で解禁される☆5レイドに初めて挑戦する人、あるいは攻略サイト・Twitterに載ってるポケモンを育ててみたけどたまに勝てるだけであんまり勝てないよ……という人に是非読んでいただきたいです。
立ち回りに慣れるためには何よりもまず「攻めと守りのどちらも全体的に能力が高い伝説のポケモン、コライドン・ミライドンを適切に育てて、様々なポケモンに対してソロ攻略をして経験を積むところから始める」ことを私からはオススメします。
もう知ってるよ!という事柄があった場合は見出しジャンプ機能から飛んでみてください。
【大穴の底のコライドン(ミライドン)2号を捕まえよう】
すみません、ここだけは他のサイトを見るなどして攻略し、とにかく捕まえてください。そして、捕まえたらすぐにボックスに入れてください。
手持ちに入れない!レベル上げるな!レベル上がらないような弱い野生ポケモンとも戦うな!コライドン・ミライドン本人が戦ってなくても手持ちに入ってたらNG!
……もし既にやっちゃった場合は、ズズイッとスクロールして、基礎ポイント(努力値)を下げる方法 を見てね。
【レベルを上げる前に基礎ポイント(努力値)を振ろう】
◆そもそも基礎ポイント(努力値)って何?
過去作をプレイした人は「がんばリボン」をもらったことがあるかもしれませんが、ファンの間で努力値という愛称がついているとおり「ポケモンが相手を倒して(レッツゴーを除く)、すなわち努力することで上昇するパラメーター」のことを指します。☆5以上のテラレイドではこれを最大限伸ばすことが求められます。
伸ばせる項目は、「強さを見る」画面のレーダーチャートになっているHP・こうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさの6つです。倒したポケモンの種類によって、基礎ポイント(努力値)がこの6つのどれかに割り振られます。
ただし、このパラメーターは1項目につき最大限252、全項目を合わせると最大510までしか伸ばせません。
つまり、使わない項目に基礎ポイント(努力値)が入ってしまうと、使いたい項目が最大の252にならず、無駄になってしまいます。
なお、基礎ポイントの溜まり具合は、「強さを見る」のレーダーチャートの画面でLボタンを押すと確認できます。
これまで一緒に旅をしてきたポケモンは、基礎ポイント(努力値)の合計が既に上限の510に達していることもあるでしょう。
しかしながら、旅をしている最中に「今ホゲータはグルトンを○体、ヤヤコマを△体倒したから、HPの基礎ポイントが+☆で、すばやさの基礎ポイントが+□で……」などと計算している人はいないはず。大丈夫、旅をするにあたっては、それで問題ありません。
……が、☆5以上のテラレイドでは、基礎ポイントを効率よく振り分けた専用のポケモンを育てる必要があります。
そのため、大穴で捕まえたコライドン・ミライドンのレベルを上げるときは適当なポケモン(トレーナーの手持ちも含む)を絶対に倒さないでください。
アメあげるだけならOK.
(一応、ミスしてしまったときのリカバリー方法もあります。「基礎ポイントを下げる方法」の項目を見てね)
◆基礎ポイント(努力値)を上げる方法
① 野生のポケモンを倒す(HPを上げたいときは○○、こうげきを上げたいときは△△……)
② タウリンなどの薬やオージャの湖で拾えるハネを使う
① は時間がかかるしミスしやすいので、今回は②について解説します。
そのアイテムというのがこちら。
バッグを確認し、
・コライドンの場合はマックスアップ25個、タウリン25個
・ミライドンの場合はマックスアップ25個、リゾチウム25個
となるようにしてください。これらのアイテムは、テーブルシティやフリッジタウンなどにある「ラッキーズ」で売っています。
※お金やLPが足りないときは、「おまもりこばん」を持たせたポケモンで何度も学校最強大会に挑んだり、各地の結晶洞くつを回ってとあえず調べたり、☆4以下のテラレイドバトルで得られる換金アイテム(きんのたま、ほしのかけらなど)を売るなどしましょう。北2番エリアで地道にタケノコ狩りをするのもまあ、なしではないです。
ちなみに、このタウリンなどのアイテムは1個につき基礎ポイント(努力値)が10増える仕組みです。25個使ったら250で、残りの2はどうするの?252を2つ作ったとしても510になるには残りの6をどうするの?
→オージャの湖で拾えるハネの出番です。ハネは1個につき基礎ポイント(努力値)が1増えます。細かい調整に最適ですね。
先ほどのマックスアップなどを使った後、
・コライドンの場合、たいりょくのハネ2個、きんりょくのハネ2個
・ミライドンの場合、たいりょくのハネ2個、ちりょくのハネ2個
を使いましょう。残りの6は、ていこうのハネ、せいしんのハネ、しゅんぱつのハネのうちどれか好きなものをあげてください。
合計上限の510に達するとこんな感じになります。
キラキラが2つで水色になってたらこの作業は終わりです。お疲れさまでした。次の項目は飛ばして構いませんし、適当に戦うなりアメあげるなりしてレベルを100にしてください。
なんか違うぞ……?という方は引き続き見てね。
◆基礎ポイント(努力値)を下げる方法(ミスした場合の対処方法)
西エリアでキラキラから拾える、これらのきのみの出番です。
きのみ1個につき、基礎ポイント(努力値)は10下がります。
使ってみたとき「さがった!」とメッセージが出たらまだまだ使う必要があるサイン。「もうさがらない!」と出たらそこでやめてOKです。
ちなみに、なかよし度(旧なつき度)がMAXかつ基礎ポイント(努力値)が0のポケモンに使おうとすると「使っても 効果がないよ」というメッセージが出ます。
試しに
・コライドン→タポル、ロメ、ウブ、マトマ
・ミライドン→ネコブ、タポル、ウブ、マトマ
を食べさせてみてください。
そのあとハネを使って、振りたい項目2つに252入っているか?残りの6は入っているか?を逆算してみましょう。
大丈夫そうなら戦うなりアメあげるなりでレベルを100にしてね。
【基礎ポイント以外の項目を整えよう】
◆せいかくと個体値(ファン用語)
(※筆者はもうコライドンでの作業を完了してしまったので、ここからは例としてギャラドスの画像を使います)
ポケモンには、基礎ポイント(努力値)の他に「せいかく」や「生まれつきの能力(個体値)」が存在します。
スタッフロールを見た後、ジャッジ機能がボックス内で解放されます。+ボタンを押して見てみましょう。↓の画像の「さいこう」「まあまあ」のような部分が、いわゆる個体値です。
(ちなみに、ガチ勢の人がよく言っているVとは、個体値が「さいこう」であることを指します。5Vなら、5つの項目が「さいこう」という訳ですね。)
ポケモンのせいかくはミント、個体値は「ぎんのおうかん」や「きんのおうかん」を使ったすごいとっくんで補正できます。
大穴の底のコライドン・ミライドンはこのうちせいかくは完全に無視してOKなので、一旦すごいとっくんについて解説しますね。
◆すごいとっくんとは?
レベル50以上のポケモンの個体値を、主に「ぎんのおうかん」を使って底上げすることができます。
フリッジタウンのポケモンセンターの近くに、ユキノオーを連れたおじさんが黄色い吹き出しをつけて立っているので、バッグに「ぎんのおうかん」が3つ以上あることを確認してから話しかけてみましょう。(ぎんのおうかんは、人からもらったり☆5レイドでドロップしたりするほか、各地の○○シティにあるデリバードポーチで1つ20000円で買えます)
すごいとっくんをしたいポケモンを選択すると、このような画面になります。(本来はコライドンかミライドンですが、ここでは先ほどのギャラドスを使っています。あしからず)
ここで王冠👑マークがついていないものを選択します。コライドンとミライドンではHP・ぼうぎょ・とくぼうの3つが選択可能なはずです。
特訓が終わった後でボックスのジャッジ機能を使って見ると、先ほど選択した項目は「さいこう」ではなく「きたえた!」と表示されます。
◆余談:「せいかく」の話を少しだけ
コライドン・ミライドンは無視してOKと言いましたが、気になる人は読んでください。あとでいい人は飛ばしてね。
ポケモンは「せいかく」によって上がりやすい能力と上がりにくい能力があります。
また、上がりやすい能力も上がりにくい能力もない平坦な「せいかく」もあります。
ちなみに、ここでの能力とはHPを含みません。せいかくが影響するのは残り5つのこうげき・ぼうぎょ・とくこう・とくぼう・すばやさです。
上がりにくい能力と上がりやすい能力の組み合わせは20通り(略)、上がり下がりのないせいかくは5通り(まじめ、てれや、すなお、きまぐれ、がんばりや)。
通常はこれら25通りの中から1つのせいかくがランダムに割り振られますが、大穴の底のコライドン・ミライドンは必ず特定のせいかくになります。(そのため無視してOKとなりました)
具体的には、
コライドンは「いじっぱり」固定なのでこうげきが上がりやすく、とくこうが上がりにくい。
ミライドンは「ひかえめ」固定なのでとくこうが上がりやすく、こうげきが上がりにくい。
ざっくりまとめると、物理わざ主体で特殊わざを使わないのポケモンは「いじっぱり」、特殊わざ主体で物理わざを使わないポケモンは「ひかえめ」が最も理想的なせいかくと言えます。
(ガチ勢の人はこのことを「性格一致」と言ったりします)
ただし、対人戦やテラレイドでのサポーターではこの2種類以外のせいかくを使うこともあります。今回はまあ置いておきましょう。
【残すはわざ・持ち物】
◆わざ構成の一例と基本的な立ち回り
ここは個人の好き嫌いが分かれるところなので、参考程度で。
とりあえず、私のコライドンは
・アクセルブレイク(強力な物理攻撃わざ)
・つるぎのまい(自分のこうげき2段階アップ)
・いやなおと(相手のぼうぎょ2段階ダウン)
・ちょうはつ(キノコのほうしなどの厄介な変化わざを防ぐ)
で運用しています。さんざん載せた画像ではいやなおと切ってビルドアップにしてますが、そのあたりは場合によって「思い出す」を使って入れ換えてますね。
ミライドンの場合、アクセルブレイクは覚えないので「イナズマドライブ」、特殊攻撃わざ主体なのでつるぎのまいではなく「めいそう」か「じゅうでん」、いやなおとではなく「きんぞくおん」を覚えさせるといいのかな?このあたりはミライドン使ってる人に聞いてみるといいです。ごめんね。
わるだくみ覚えたらよかったんだけどなあ……
この構成での基本的な立ち回りは(バイオレットの人は適宜わざを読み替えてください)、
ちょうはつ(しなくてもいい場合もある)
↓
いやなおと
↓
いやなおと
↓
ちょうはつが必要ならちょうはつ、必要なければいやなおと(最大3回でOK)
↓
味方の攻撃でテラスタルシールドが張られていた場合いやなおとは通らないので、つるぎのまいを最大3回(適宜)
↓
相手の「ぼうぎょ」を下げ、自分の「こうげき」を上げた状態で一気に大技アクセルブレイクを決める
みたいな感じです。
まずはこれでソロ攻略をしてみましょう。早まるな、焦るな、まだオンラインで募集をかけてはいけない。
◆持ち物
ここはだいぶ好き嫌いが分かれるところですね。ソロ攻略をする際にわざ構成と相談しつつ色々持たせてみて、やりやすいと感じるものを試してみてください。
・アクセルブレイクorイナズマドライブを強化するくろおびorじしゃく
・変化わざを使っている間も自動回復するたべのこし※回復モーションで時間をとるので非推奨との有識者からのコメント
・ある程度ダメージを受けるとそこそこ回復するオボンのみ
また、わざ構成の話に戻りますが、アクセルブレイクやイナズマドライブを搭載しない型(代わりにドレインパンチorパラボラチャージを使って回復する)もあり、その場合は
・攻撃したときだけHPが少し削れる代わりに威力が大きく上がるいのちのたま
・HPを吸収して回復する量を増やすおおきなねっこ
・与えたダメージに比例してHPを回復するかいがらのすず
なども候補に上がってきます。
これらのアイテムは各地の○○シティにあるデリバードポーチにて購入可能なほか、一部アイテムは路上のアイテムボールから拾えるもの、ポケモンセンターの横で「ポケモン勝負してますか?」と言っている男性からもらえるものもあります。
ちなみに私は、当初わざ構成をフルアタ(full attack)(わざマシンを駆使してかみなりパンチやじだんだなど、4種類のタイプの物理攻撃わざで固める)にして、かいがらのすずを持たせて少しずつ回復するような運用をしていたこともあります。
【タイプ相性の罠】
皆さんは今までにこういった経験はありませんか?
さて、コライドン・ミライドンのメインウエポンであるアクセルブレイク(かくとう)orイナズマドライブ(でんき)が通りやすいテラスタイプは
・コライドン→ノーマル、こおり、いわ、あく、はがね
・ミライドン→みず、ひこう
です。
公式が(ウルトラサンムーンの頃に)出しているタイプ相性表を見て、わざのタイプ(左)がどのタイプ(上)に通りやすく、どのタイプに通りにくいか確認してみましょう。
必ずしも○でなければいけないということはないものの、最初はできれば○のタイプ(さっき書いたの)相手で挑戦してみることをオススメします。
△や×でない、空欄のタイプでもゴリ押しできなくはない(※この観点だとイナズマドライブの方が通るタイプは多い)ですが、運と相手の元タイプ、使ってくるわざのタイプによります。下記のタイプのわざを持っていそうなポケモン(特に、元のタイプが下記のタイプの場合)は攻略難易度が高いと思ってください。
・コライドン→フェアリー(特に注意!)、エスパー、こおり、ひこう、ドラゴン
・ミライドン→じめん、こおり、ドラゴン、フェアリー
相手の元タイプ、使ってくるわざのタイプというのがミソで、先ほどの画像のようなテラスタイプ草ギャラドスの水わざで倒れてしまうグレンアルマといった悲しい展開をいくばくか回避できます。
ただしそのためには
・シルエットからポケモンを同定する能力
・同定したポケモンが使ってきそうなわざ
を判断することが必要となり、さらに
・同定したポケモンが厄介な特性を持っていないか
も重要な要素となります。
たとえば特性「まけんき」のコノヨザルや「かちき」のタイカイデンに、「いかく」したり「いやなおと」を使ったりして相手のこうげき・とくこうがどんどん上がったりとか!
いざ大技を決めようとしたら相手の特性が「ちくでん」や「ふゆう」で、全くダメージが入らなかったりとか!
あるよね!
シルエットさえ分かれば、ソロ攻略ならレイド開始までに時間があるので、そのポケモンの名前でGoogle検索してみましょう。覚えるわざ・とくせいは何かしらの攻略記事が出ているはずです。
シルエットがわかんないときは?
1回入って名前を確認して「にげる」、その後じっくり検索すればヨシ!
オンラインでこのあたりを疎かにすると悲惨なことになるので、ソロ攻略で経験を積みましょう。
ただなあ、ポケモンの数な……昔からやってる人間ならともかくとして、シルエットからの判定もキツい人はいると思います。トライアンドエラー、学習あるのみ。南無三。
【とにかくソロ攻略だ!】
☆5ソロをやれ!と言う理由は色々ありますが、
・☆5以上のテラレイドバトルでのみ低確率でドロップする貴重なアイテム(とくせいパッチ、ぎんのおうかん、ひでんスパイス)をサクサク集めることができる
・LPを回収しつつ換金アイテムを集めて売ることができる
・オージャの湖まで行かなくてもハネがもらえるし、ミントやけいけんアメももらえる
これらの恩恵により、オンラインで活躍する他のポケモンを育成する準備が整うからです。
他のポケモンというのは、たとえば隠れ特性のニャイキング。
Twitterで「夢ニャイキング」と検索すると沢山ヒットすると思います。
ただ、この隠れ特性のガラルニャースを手に入れるには先ほど例に挙げたとくせいパッチが必須となり、さらにせいかくを変えるためのミントや、個体値を上げるすごいとっくんに必要なぎんのおうかんもいくつか回収することが望まれます。
これを果たすのをオンラインでやると、まず集合に時間がかかるうえ、かつシルエットやタイプを考える時間がなく、1人が立ち回りをミスする(よくあるパターン……すぐに倒れて時間ゲージがマイナスされる、必要以上に攻撃したせいで早すぎるタイミングでテラスタルシールドが張られる)と、他の3人が上手でもクリアできないケースがあります。
一方、ソロ攻略なら味方のNPCが倒れても時間ゲージが減らないので、味方を庇うために気を揉む必要がなく、自分のペースで進行できるのがよい。
1回やってみてダメでも、わざや持ち物を変えてすぐ再チャレンジできるしね。
テラスタルシールドの仕様やオンラインでのNG行動についてはまた別の記事にでもしようかと考えています。
【おわりに】
味方に迷惑かけるとかそれ以前に、負け続けてたらやんなっちゃうもんね。
強く出られる相手を見極めて、強いポケモンで強い立ち回りをする練習をしましょう。
願わくは、できるだけ多くの人がテラレイドバトルを楽しく攻略できることを!