お転婆子猫姉妹

#エッセイ
#猫が好き
#ペットとのくらし

■破壊神がやってきた!

我が家のラグドール兄弟に妹たちがやってきました。
1月生まれのそりゃもう活発なお嬢さんたちです。
ラグドールさん達がうちにやってきたのは、8か月くらいだったので
そこそこ落ち着いていたんですよ。
元々ラグドールはおとなしいというか、まあどんくさい。
高いところには登らないし、くったりと横になることが多いので
忘れてました。
子猫はハカイダーだということを。

昔々のその昔、女子校生だった私は何故か通学電車の中で子猫を拾ったのでした。
正確に言うと、他校の男子学生が持て余して、『どうする?どうする?』と
相談してたので(駅の側で子猫を見つけて、何とかしようと思ったものの、
誰も飼えなかったらしい)意を決して名乗り出ました。
『わたしが連れて帰ります!』
喜色満面の男子学生に見送られて(なんと、彼らはお小遣いを搔き集めて渡してくれました。ご飯代の足しにしてくれって)意気揚々と帰宅。
当時の我が家は、祖父が飼っていたボクサー犬を老衰で亡くし、ペットロス状態だったので、家族全員諸手をあげて大歓迎。
動物病院に連れていく準備をする者、ごはんやおトイレの準備をする者、
上を下への大騒ぎ。
子猫はずっとのお家と安寧を手に入れたのでした。

で、ですね。
女子校生だったのははるか昔のことで、すっかり忘れてたんですが。
子猫姉妹を専用部屋に解き放った途端、二手に分かれて走ったのを見て
思い出しました。
子猫is破壊神
なんでもかんでも興味深々、身軽だから高いところへもジャンプ!
ズダダダダ!と縦横無尽に走り回ります。
ペットドア越しにお兄ちゃんズに、シャーシャーされてもどこ吹く風。
果敢にアタックしていきます。ほんと怖いもの知らずです。
そして、メインクーンは濡れるの割と平気で、水遊びをするんですよね。
陶器の深鉢に前足を突っ込んでバッシャバッシャ。そこら中水浸し。
ちょっとね、甘かった。もう少し対策を練るべしだった。
でもでも、でもでもそんなの関係ねぇ!
だって可愛んだもの。

ホームセンターで、色々購入してDIY。
子猫をお迎えすると家の中がきれいになりますね、全部片づけられるから。
目隠ししたり、登れないようにしたり。
ま、これも試行錯誤して安全に生活できるようにしていくしかない。
脱走対策はがっちりなのでその点は安心。
お兄ちゃんズが妹たちのお転婆ぶりにお疲れなので、ご機嫌取らなくちゃ。
今もこれを書いてる隣で、ぴったりくっついて放心状態。
ゆっくりおやすみ、お兄ちゃんズ。

いもうと姉妹は、『リンデ』と『ウルリーケ』と名付けました。
(我が家のペットは代々ドイツ語で名付ける習慣があるので)
ブラウンパッチタビー&ホワイトのおにゃのこがウルリーケ
レッドタビー&ホワイトのおにゃのこがリンデです。
生後約100日。まだまだ成長中!

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