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お裁縫超初心者がミシンを使ってぬいぐるみのブラウスを作ってみる(ミシン縫い、手縫い)

こんにちは。きのけやきです。
前回作ったリボンから「やっぱりミシン欲しいなぁ…」と感じて、新品のミシンを見に行ってみました。

高いんですねぇ!

もうびっくりしちゃいました。物によっては10万、20万越えのものもありました。
お裁縫を全くしない人ってミシンの相場ももちろん分かりません。私は「1万円あれば買えるでしょ」ぐらいの気持ちでいました。
一番価格の低いもので2万弱…お裁縫の才能が開花するかも分からないのに取っ付くのは厳しいなぁと諦めかけていました。

でもこれは新品の価格。
お裁縫大得意の母親を連れて、ダメ元でリユースショップに行きます。
私はリユースショップで服や家具を見に行くのが好きでよく行っています。ですがミシンを求めたことはないので、見たことがなかったのです。ですからダメ元で行ってみました。

あまりよく見に行かないコーナーをよく見てみると…
ありました!
でも2個しかありません…
2個とも1万円を越えず買えます。
で、買ってきたのがこちら

ミシン!

私が想像していたよりもはるかに小型です。でもぬいぐるみのお洋服作るのに不便はないんじゃないかと思い、こちらを選んできました。
見た目可愛いですよね!

ミシンについてたもの

足で踏んで動かす感じです。
両手塞がってる時なんかとても便利…だと思います。

私はミシンをまともに使ったことがありません。
でもお裁縫大得意の母親が「いろんな縫い方できるのこっちだし、足踏み式が便利よ」と勧めてくれました。頑張ってミシンの使い方に慣れようと思います。

相棒ステラ・ルー
(うみちゃん)

さて本題に入りましょう。
今回作るものはうみちゃんのブラウスです。
白いブラウスは人間が着るにも汎用性あっていいですよね。

前回も紹介しましたが、お裁縫初心者の参考書はこちらです。

ディズニーユニベアシティ 着せかえソーイングBOOK (レディブティックシリーズno.8482) https://amzn.asia/d/00x9nP2i

ちなみにうみちゃんが今着ているお洋服は、取り急ぎディズニーシーで入手したお洋服です。
今これしかお洋服持っていません…
その状況を脱却しましょう。

型紙

参考書についてた型紙をA4用紙に写しました。ぬいしろは大体0.5cmなので、また測りながらやっていきますよ。

上は袖、下は後ろ
上は襟、下は前

画像では省略していますが、襟の部分は4枚必要です。
当たり前ですが重ねて切ると時短になります。
お裁縫超初心者はこのことに気がつく前に、1枚1枚丁寧にチャコペンでしるしを付けて切りました。とても時間かかる上に、形がばらつきます。
後ろも同様、複数枚表布が必要な場合は重ねてから切りましょう。

重ねて切る

この前一緒に百均に行きクリップを入手しました。
クリップをうまく使います。

ぬいしろなど印を付けました

表布で必要なのはこちらだけ…なんですが、意外と時間がかかりますよ!(体感2時間は経ってたと思います。早く慣れたい…)

ジグザグ縫い
なんだかヘンテコ…

参考書を見ながら必要な場所にジグザグ縫いをします。

意外と種類が豊富

私のミシンで言うとここの3つのいずれかです。今回はGをやりました。理由は特にありません。なんとなくです。

お裁縫超初心者ならではのお悩み、ミシンするときの玉結び、玉止めはどないすんねんという、きっとミシンのことを義務教育で理解した人には到底考えられないお悩みも出てくるんですが、ミシンには返し縫いという機能があります。
上の画像で言うAを一回普通に4回ほど縫って、そこからAで返し縫い、スタート地点に戻ったらGにしてジグザグ縫いをすることで、玉結びと同様の効果を得るようです。
そして縫い終わったらAで返し縫い、再びAで普通に縫って終わりの地点まで縫い切ってフィニッシュ、の流れだそうです。

縦長ですみません

…っていうのは頭の中で分かるんですが、いざやってみると結構難しいです。
布が下糸の出るところになぜか巻き込んでいったり、なぜか布がうまく動かず同じとこに糸がいっちゃったり…最初はそういうもんなんでしょうか。なにかコツがあったら教えて欲しいです。
ちなみにジグザグ縫いには、布のほつれを防ぐ効果があるようです。

…参考書通りにやっていたのですが、折り紙も実は苦手な私はお裁縫が苦手になる壁にぶつかっていました。
それはズバリ国語力。
そして途中で挫折しました。

左袖まで作って断念

…なんか汚くないですか?チャコペン丸出しだし。

なんか汚れたし

特に襟元、袖元 が訳が分からず汚くなりました。

もう少し簡単にブラウス作れないものなのか?と無い知識を張り巡らすのも時間の無駄…

でももう少し分かりやすく作りやすいブラウスがあればいいですよね。
袖かわいいし…

ということで、もう少し難易度が低い作り方、かつ参考書のようなブラウスのかわいさが出せる作り方を模索してみます。

まず初心者に向かないジグザグ縫い
これを省く方法を模索してみましょう。
前述のようにジグザグ縫いは布のほつれをさせないために施すものなのですが、ミシンどころか手縫いも微妙なお裁縫初心者にはかなりの難易度です。
実際頭で直線縫い、直線返し縫い、ジグザグ縫いとわかっていてもいざやってみると下糸の出るところに布が入ってしまってワタワタしてる間に布から糸がピロンと出てしまうことが多くありました。
そしてジグザグ縫いをした後も、その横で直線縫いを普通にやるのって、人間の服ならまだしもぬいぐるみの服って結構小さいので動かすのが大変であったりします。
で、色々とネットで調べた結果、2つ方法がありました。

まず1つ目はほつれない布を使う。
代表的なものでいえばぬいクロスでしょうか。世の中ほつれる布で悩む人が多いんですね。
でも今回は無知故にほつれる布を買ってきてしまったので、次の2つ目のやり方でジグザグ縫いを回避します。

2つ目、ほつれストップ液を使う

ほつれストップ液

布の端切れでチャコペンの上から塗ってみます。

ほつれストップ液を試してみる

布の上端っこはほつれストップしてない状態、真ん中の四角く切られた布は切る前にほつれストップ液を付けて切り出している状態です。
チャコペン残ってくれてるし、結構きれいじゃないですか?
ちなみにほつれストップ液を付けると色がそのまま水に濡れたように濃くなる布もあるので、ほつれストップ液を使いたい場合その布の端っこで乾いて色が残らないか試してみてくださいね。
今回のブラウスに使う白い布は問題ありませんでした。

だ、出しすぎた…
だんだん乾いていきます。

使う際は下に液がつかないように、紙を敷いてください。

その代わり重ねて切ることが
難しくなります。

ほつれストップ液を使うがために重ねて切ることが難しくなりますね。
重ねて切ったあとにほつれストップ液付けるのもいいのかもしれませんが…
必ず乾いてから切りましょう。
あとこれはデメリットでもあるんですが、何回か水につけるとほつれストップ液が取れてしまうので、人間用のよくお洗濯するお洋服には向かない可能性が高いです。人間用のお洋服を作る場合は諦めてジグザグ縫いをするか、ほつれにくい布を使うかしたほうがいいでしょうね。

ちなみに参考書にはこれが後ろとありましたが、前にボタンあってもかわいいやんと思ったのでこれを前にしようと思います。
後ろと前で少しだけ首、肩あたりの形が違うので、書き足して小さくしたり大きくしたりしてみてください。

上は袖、下は後ろ
上は襟、下は前

すべてほつれストップ液を施しています。

襟にクリップをつけます。

ちなみにボタンを前にする場合は、襟をバラバラにする必要がないので、長いですが合体させました。
この襟のカーブが凄い方を、ミシンを使って縫います。

クリップは縫わない方に

少しばらつきがありますね。気にせずやっていきましょう。

表に返します

カーブの先、出てきたぬいしろは形に沿って切ります。
一旦襟はここで終わり、次は前にいきます。

前のボタンをつける場所です。
赤線(布の端)から赤点線が1cm、青点線が赤点線から0.5cmです。
青点線のとこで折っちゃいます。几帳面な方はアイロンしちゃっていいかもしれません。

こんなかんじ?

想像ではこんなかんじです。まだつけていません。
写真を撮り忘れてしまいましたが、肩〜首にかけては先に縫ってしまいます。

ほつれストップ液優秀ですね。ここまで目立つほつれが全くありません。

スナップをつける前に、服の下(裾)はほつれストップ液を使っても耐久性が微妙なので、0.5cm折って縫ってしまいます。
これは前も後ろも縫っていいです。

まち針やクリップで止めながらミシンに。

慣れないのでまっすぐミシンをかけるのが難しいですが、マジマジみられない限り分かんないのでよしとします。

次にスナップをつけます。

今回は三つ使います

付けるところ間違えないように印を軽く付けておくと安心です。何度か確認してください。
あと凹凸を間違えてつけてしまわないよう気をつけてください。私は最初の1個間違えました。
頭がいい人はここで襟の位置も確認しながらスナップを付けるといい感じになるかと思います。

ボタンをつけて1.5cmのことで縫います

飾りボタンをつけると一気に服っぽくなりますね。
ただミシンにかける際にボタンやらスナップやらが邪魔だったので、もっとほかにいい方法があったかもしれません。

襟をつけます

はい、ここは私の後悔ポイントです。
写真をよくみるとスナップが付いてる方(表)に襟をドーンと乗せてしまっています。
本来裏側に襟をくっつけて、アイロンで外側にやる予定でしたが、完全に確認を怠りました。

ちなみにこの工程では手縫いで本返し縫いでやっています。
というのもミシンだと動きが早すぎるので変なところを縫ってしまう気がしたのです。それ以前にミスってるんですが
ミシンを使ってミスって倍以上の時間を使うより、自信のないところは手縫いで確実にやっていくほうがいいと思います。

形になってきた

次に袖をつけていきます。
参考書通りの型です。
写真を撮り忘れましたが、袖の短い面直線の0.5cmはミシンで先に縫いました。
あと脇〜裾までを先に縫っています。

ここも手縫いで

服の裏側と袖の裏側の0.5cmを手縫い、なみ縫いで縫いました。

表から見ると…

お!きれいですね。これは想像した通りでした。
袖の先にはシワシワをつくって襟自体を丸くしようと手縫いなみ縫いでほったらかしている糸が出ています。
両方とも袖をつけたら、このピロンと出ている糸をひっぱってシワシワさせて完成です。

完成

意外と形になってますね!
よくみると所々汚いところはありますが、一番最初に作ったものよりいい気がします。

後ろ

ちょうどしっぽが出る高さになりました。いい感じ!

さてここからは反省会です。

①襟をつける場所を間違えた
これは上で述べた通りです。完全なる確認ミス。リボンかネクタイで隠したいなぁ

②ボタンのつける位置
ちょっと内側すぎますね。ミシンで縫ったあとに気がつきました。センス皆無です。
もうすこし外側だとミシンも大丈夫だったと思います。

ガタガタですね。

③袖の先を縫い忘れた
チャコペンが丸出しです。

かわいい形が台無し…

でも素材は超いい感じですね。
同じ素材でまだ布が余っていますから、反省を生かしていつか新しく反省点のないブラウスを仕立て上げたいです。

もうすこし簡単な作り方があるかもしれませんが、初心者なりに頭使ってやった結果なので大目に見てください。

長くなりましたが、お裁縫してみたいけどできない!って人たちの参考になればと思います。ここまで見てくださり、ありがとうございました。

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