シェノー(シュノー、シェヌー)装具という選択肢
これを書いている時点の日本で採用されている側弯症治療装具は、症状にもよりますがボストンブレースやアンダーアームブレースが多いようです。
私は 他に選択肢はないの?とネットで調べたところ、扱っているところは少ないものの、シェノー(シュヌー、シェヌー)ブレースがあることを知り、扱っている病院を調べて、そちらを処方してもらうことにしました。
⚠️注意
これはシェノーブレースの効果を保証する記事ではありません。
従来の装具を否定するものでもありません。
従来の装具は医学的な有意性がしっかり認められているから採用されています。
シェノーはまだ日本で取り扱って数年程度のものなので、本当に矯正力が高いのか、日本人に対する結果が出るのは数年後だそうです。
あとから検証してみたら全然効果がなかった、となるかもしれません。
ウチは、「従来のはゴツくて無理! ダメだったら手術になっても仕方がない」と覚悟を決めてシェノーにしました。
保険適用なのと、徳島大学で採用されているのを心の支えにしています...。
いろんな考え方や判断があると思うので、悩んでいる方が納得いく治療を選択できるようになってほしいと思います。
今後、新しい装具も選択肢もどんどん出てきますように!
Cheneau brace とは
ヨーロッパの治療から世界に広がってきた新しいタイプの側弯症治療装具で、3次元で背骨の変形を修正するため、矯正力も高いとのこと(ただし、日本でのエビデンスは不明)。
従来型より薄くて軽くて、何より前開きで、ひとりで着脱できる。
思春期の子が体調が悪くなったときなんかに、自分で取り外しできるってかなりのメリットじゃない?
ハートにズキュンきました!(昭和的表現💘)
シェノーブレースは健康保険適用なことも大きかったです。
側弯症の装具は装具代だけで10万円くらいするので、保険から代金の何割かが戻ってくるのはありがたいです。
他にも新型の装具があるようですが、いきなり場合によっては診察段階から保険適用じゃないというのは躊躇してしまうなと。。
とはいえ、下の記事↓のフィジオセンターでは、従来の装具で挫折したケースや、すぐにこっちに作りなおしたいというケースも受け入れてくれるようなので、保険外でも選択肢としてあるのはありがたいことだなと思います。
参考:フィジオセンター記事(⚠️フィジオセンターでのシェノー装具作製は保険適用外)↓
※ フィジオが保険適用外なのは、公的保険外リハビリ施設だから↓。
慈恵医大ではシェノーを処方していないそうです。
ウチは経過観察をお願いした大学病院で許可を取って、かかりつけクリニックでシェノーブレースの処方をお願いすることができました。
ここまで長かった・・・🥺
慌てず考える時間を作る(重要)
もしこれを読んで、今後装具を作るかもしれない際に選択肢がほしいと思ったら。
病院で装具を製作する流れになったときに「どの装具になるのか」を確認して、「いったん家族と相談させてください!」でもなんでもいいので、とりあえず次回の予約は取りつつ、装具について調べる時間を作れたらいいのではないかと思います。
納得できないまま製作してしまうと、やっぱり別の装具にしたいと思っても、期間をあけないと保険適応にならない可能性があるので...😣
シェノー取扱い場所
シェノーブレースを取り扱っている病院・装具会社をまとめた記事はこちら
気になるデータ
あとこれら↓気になります。
・一宮西病院の整形外科脊椎グループが「第57回日本側彎症学会学術集会 」で発表した講演らしい?
2023年!最新!
一宮西病院は側弯症手術件数ランキング上位の病院ですね🤔
・学術文献「当社におけるシェノーブレース(側彎症装具)の経過報告」2022年。
・高島整形外科 院長のツイート↓。治療成績はどうだったのか気になります。
どなたか内容をご存知の方、情報ぷりーず🥺