運動器検診結果 - 異常の疑いあり
まずは、娘が側弯症(そくわんしょう)と診断されるまでのことを書いておきます。
学校健診
2024年4月。
小学校から毎年の学校健診のお知らせのプリントがきて、事前に提出する用紙に病歴や気になるところをチェックしました。
その中の「家でやる検査項目」で、左右の肩の高さの違いや、前屈したときの状態に違和感を覚え、チェックを入れました。
前年までは気にならなかったのに ちょっとイヤだな...でも病院に行くほどの決定的なこともないし...。
これくらいでわざわざ病院に行っていいのかな、とりあえず学校健診で言われたら考えよ ...
くらいの気持ちでした。
で、検診後。
娘が持って帰ってきたプリントがこちら↓
Oh... 脊柱の状態に異常の疑いあり...なかなかにショッキング...。
でもちゃんと注意して診てくれた学校医に感謝です。
近所の整形外科へ
プリントに「なるべく早めに整形外科を受診して」とあったので、すぐに近所の整形外科に行きました。
診察は、まずはおじいちゃん先生が背中の状態を目視で確認。
それで、
肩の高さの左右差
肩甲骨の位置の違いと出っ張り
を指摘されました。
ただ、そんなに心配するような状態ではないだろうとのこと。
念のためレントゲンを撮ることに。
レントゲンを撮って、再び先生のお話です〜、となったところで、、、雰囲気が変わりました。
どうも、見た目より状態が良くない感じだと。
大きい病院に行った方がいいということで、いくつか提携している大学病院を教えられ、紹介状を書くからどの大学病院に行くか考えてきて、と言われました。
学校に提出する診断結果が書かれた用紙には、
1.診断名 : 側弯症疑い
2.治療について : 要経過観察
3.その他 : 病院紹介予定
と書かれていました。
思春期特発性側弯症とは
側弯症とは、簡単に言うと背骨が曲がってしまう病気です。
成長期に発症する思春期特発性側弯症はそんなに進行することは少ないのですが、まれに成長とともに急激に進行するタイプがあり、重症になると心臓や肺機能や歩行などに悪影響が出ることがあります。
正直、軽い側弯症かもと思ってはいたものの、経過観察で済むだろうと考えていました。
まさか大学病院に行かなきゃならない程の状態だとは思っていなかったので、かなりの衝撃を受けました。。。
遺伝の可能性
母親である私も小学生のころに学校健診で1回だけ側弯症疑いといわれたことがありました。
それで病院に連れていかれたら、「片方の手でばっかり重いものを持たないように」と言われて、あとは放ったらかしで終わった思い出...(ザ・昭和)。
昔は側弯症の原因として、姿勢が悪いせいとか、ランドセルが重いから、同じ手で重いものを持つから、などと言われていました。
が、最近はそのような外的要因は否定されていて、原因は不明。
遺伝的要因があるようだと研究されているそうです。
私からの遺伝かぁ...ズーンときますね。。
検索オブ検索
そうして家に帰ってから、猛烈にネットで側弯症について検索オブ検索。
わかったことは、
思春期特発性側弯症らしいこと(後に先天性の可能性も指摘される。正式には脊柱側弯症と診断された)
原因不明なこと
治療法は経過観察と装具治療で進行を抑えることしかできないこと。
進行したら手術するしかないこと
整体やカイロプラクティックはエビデンスがないこと。ヨガも悪化させる場合があること。効果不明な治療がたくさんあること。
でした。
そして大学病院を紹介されるということは、進行の度合いが軽度ではないんだろうなと思いました。
装具治療を調べると金属の棒とゴツいコルセット、ベルトでギュウギュウに体を締め付けている子の画像が出てきて、正直こんなの絶対無理だと泣きたくなりました。
さてどうしよう。。
もしかしたら、わざわざ大学病院に行かなくても専門のクリニックとかでなんとかなるかも・・・?
そう思って調べてみたら、世の中には脊椎クリニックなるところがあるじゃないですか。
片っ端からHPを調べて、家から行きやすそうで側弯症を診られるクリニックに予約を入れました。
ドクターショッピングと言われてもいい、納得のいく治療をしたい。
子どもの治療で後悔したくない。
というわけで、次は脊椎専門のクリニックを受診した話を書きます。
※特発性側弯症(成長期に発症する側弯症)について、神奈川県立こども医療センターの説明がわかりやすかったのでリンクを貼っておきます↓