見出し画像

HOLIC杯 自戦記(牛さん解説回)

はじめに


 ごきげんよう。見習い出荷業者のきのこ(@kinok053)です。
 この記事を開いていただき、ありがとうございます。

 先日(9月23日(月・祝))、HOLIC杯チャレンジに出場しました。ゲストは、宮内こずえさん(対局)小笠原奈央さん(実況)さん(解説)です。
 そのうち、解説付きの配信対局の自戦記を書いていきます。完全に自己満足の記事になっています。牛さんに打牌選択を拾っていただいた部分を中心に取り上げて、牛さんの解説と自分の意図を記していこうと思います。
 ちなみに、麻雀の腕前は見習い級です。あしからず。

対局

東1局(南家):USHIのSUKIステッカー


東1局の配牌。炒飯にしたら美味しそうなパラパラ具合。

小笠原さん「南家のきのこさん南が対子…あっ」
牛さん「牛さん~~~!牛さんシール付いてる!」
牛さん「サポーターみたいの付いてたじゃないですか。きのこさんね、フットサルで負傷した状態で来ているんですよね」
小笠原さん「フットサルなのに手を負傷したんですか?」

 そうなんです。前日にキーパーをしていたところ相手選手と交錯して親指を蹴られてしまい、捻挫してしまいました。牌を持つことができて良かったです。今も家の鍵を開けるのがしんどいです。シャワーヘッドを持つのもしんどいです。利き手の親指は3・7牌以上に大事。

小笠原さん「これは齋藤さん(注:牛さんのこと)が作ったシールなんですか?」
齋藤さん「牛さんをつくってくれた ゆるもたん さんという方がグッズを作っていただいていて、それをみんな着て来たりしてくれる。」


麻雀の方は手を捻らずに進めツモり三暗刻の立直。横移動で決着。

東1局1本場(南家):ホンイツの仕掛けと3s


配牌。メンホン2向聴。ドラは6m。

 東1局1本場は4巡目に2枚目の北を仕掛けてホンイツに発進。
 1枚目の北が1巡目に打たれましたが、一瞬だけ6mのくっつきや他の部分の縦重なりを見てスルーしました。
 次に、1枚目の發を仕掛けます。

小笠原さん「きのこが…あ、ごめんなさいww」
牛さん「きのこがww」
小笠原さん「きのこさんが二副露です。北のポン、發のポン」

 その後、カン8sを仕掛けてカン3s待ちに。

景色良さげな3s。2枚はいるかなと思っていたけど、副露時点で4山。

牛さん「これはそうですね。カンチャンにとって…」
小笠原さん「なんでカンチャンなんですか。」
牛さん「瞬間の…(待ち枚数)」

 牛さんステッカーを付けた状態で3s待ち。これはもうアガりが約束されたようなものです。必然の3sツモアガり。
 センサンビャクニセンロッピャクハセンヨンヒャクニセンナナヒャク。

3s ヨシ

東2局(東家):立直判断

 5向聴の配牌。悪い。これは異変が発生しています。
 配牌「スミマセン…」 指摘完了しました。

 「国士は7種から」が頭によぎりましたがひとまず役牌の重なりを見て打1pとしました。

幼稚園児の時に流行った(らしい)パラパラ。

 その後、456の三色を見ながら進めました。
 456の三色を見ていることについては、1mと東を払った次巡に牛さんがしっかり拾ってくれていました。

8000オールの2向聴

2pをツモって来た時点で打3sとし、くっつきの1向聴に。

一番広く打3s。ここまでありがとう3s。

牛さん「くっつきの強さで(打3s)。1pフリテンになっちゃうかもしれないけど」

てんぱい。

牛さん「あぁ、聴牌だけど価値が低い聴牌。」
小笠原さん「取りたくないか?一回取って闇聴です。親番でしたが闇聴に。」
牛さん「そうですね。ドラなし・赤なし・カンチャン。地獄みたいな感じですもんね」

 ここは立直判断に迷った場面です。解説の通りドラなし・赤なし・カンチャンの聴牌。3pは3枚見え。親番だし、足止めの価値もある…。立直かなぁと迷いつつも、一旦闇聴に構えました。

しぶ。

 この場面については、アフターパーティーで配信を見返しながら牛さんに質問しました。やはり「渋々立直の方がマシ」との回答をいただきました。理由についても色々とご教示いただきました(が、文章化してニュアンスが変わると困るので自分の中にしまっておきます)。こうして後から気になった1局について質問できるのもHOLIC杯のメリットかな。

 結局、3pが全見えになった時点で空切り立直。が、こずえさんが東發ハイテイで1000-2000ツモ。聴牌即リーを打てていればオリに回ってくれた可能性もあるし、しっかり立直判断を見直したいと思います。

時すでにお寿司

東4局1本場(西家):打点アップと立直の天秤

 東4局は好配牌からまっすぐ進め、258m待ちの立直平和で2000点を出アガり。

牛さん「きた!3面張!行け!」
小笠原さん「行け!258m!オープンは無いです!」
牛さん「小笠原さんはオープンしたかったんですねww」

ウラドラは瀬戸熊さんリスペクトで手元派

 打点upの4pを待ちたい思いもありましたが、手変わりよりもアガりの方が早そうなので立直にしました。

牛さん「きのこさんもね、ドラの4pが来れば超打点upなんだけど。どうせ3面張だから先に出ちゃうんですよね。闇聴にしているうちに。」
小笠原さん「ああいうのは闇聴にせずに、立直って言っちゃったほうが―」
牛さん「東場で条件が『絶対跳満』という状況じゃなければ立直の方が良いかな。出ちゃうんですよね、闇聴にしているうちに。」

 迷う局面をしっかりフォローしてくれていました。ありがたや。小笠原さんも聞き役に回ってくれていて、ナイスコンビだと思いました。

南1局(南家):くっつき良形変化への期待

南1局は9巡目で両面ペンチャンの1向聴。くっつき変化を見て7sを残し、打1mに。

牛さん「1向聴だがペン3p残りか。でも1pが3枚見えてて、ほんのりペン3pが良いという感覚ですか。自分で6p切ってるから引っかかってるんですよね。」
小笠原さん「7sを引っ張ったのは?」
牛さん「……変化かなぁ?……瞬間危険度をちょっと考えたかもしれないですよね。こずえさんに4-7sが間4軒とかね。でもペン3pがダメだったときの変化を重視したのが本命かな。」

 まさに思考をすべて拾ってもらいました。
 1mが2枚切れということもあり、少しリスクを負って7sのくっつき良形変化を見ました。解説の通り3pにもやや自信があったので、固定して安全度を取る選択もあったかなぁとは思います。

牛さん「内こずえのアガりですね~これは」

南3局(北家):フラフラ打法

 南2局の親番は横移動で終局。
 2着目と6,000点差、トップと18,000点差で南3局を迎えます。

 1枚目から中をポン。小三元・大三元、ホンイツ、トイトイを射程に入れながら2000点のアガりも受け入れる仕掛けを選択しました。

大三元の4向聴

牛さん「これはきのこさんバランスをとってきたかな。一回役役でアガって2着で終わる可能性と、ワンチャン跳ツモトップの可能性があるオーラス。2着で終わる可能性は欲しいですからね。」

 続けて、白をポン。北の縦重なりを見て狭く打6sにしました。
 3sはいつでも引けるし。

どうせ發發發で索子なくなるしね(?)

牛さん「もちろん2000点で終わるかもしれないけど、今の打6sはめちゃくちゃ良いですね。トイトイとホンイツ変化まで全部見てる。」

 しかし、次巡に4pを引いてカン3sの聴牌となりました。
 
 ところが、ここで親から立直。
 点数の離れたラス目の親とは勝負したくないので、一発で持ってきた3mを打たずに打2sとし、必死オリに回った方がよかったかな。できれば親とはぶつかりたくなかったのに、3mと9sを安易に押してしまった感がある。

右手が疼くぜ…(捻挫)

 を持ってきて、現物の打2sで聴牌外し。
 「カンチャンの2000(+1000)点でいつまで押せるの?」という局面でもあり、繊細な押し引きも上手ではないのでを引いたら安全度の高い2sと4sで迂回しようと思っていました。

手の価値がアップ(?)

牛さん「おっと大三元狙ったか?だって白中ポンだもんね。あるのこれ?」
小笠原さん「場に1枚切れですか?」
牛さん「え?ある、ある。ちょっと待って、あるじゃん、全部山。大三元1向聴です。だいたい立直がアガるけど、20回に1回くらいは大三元アガるかも?」

 終局まで続いていれば8000-16000が炸裂していましたが、惜しくもこの局は3sによる横移動で終局しました。さよなら3s。これからも仲良くしてね。

南4局(西家):ドキッ❣

 南3局は宮内こずえさんのツモアガり。決定打。
 6,000点差の2着を守るオーラスが始まります。

牛さん「ぼく、学生の時に『男だらけの\ドキッ❣/脱衣麻雀大会』やりましたよ。」
小笠原さん「なにそれ!そんな需要あるんですか?ww」
牛さん「あるわけないじゃないですか!ただの地獄。すごく脱がせたくないのに、放銃したら脱ぐしかないみたいな。」

なにこれ。

 それはさておき、10巡目。
 1向聴の打牌選択。
 4sも7mも2枚切れでしたが、若干萬子が安いので打3sとしました。

さようなら3s

 実はこの時、既に上家に3s待ち三暗刻ドラ3聴牌……!
 しかし四暗刻単騎を狙ってこの3sを見逃し……!

ちょっとスッタン見たかった

 生殺与奪の権を握られているとも知らないきのこ…。
 いや、むしろ3sをステルス化することに成功したのかもしれません。

画像出典:https://automaton-media.com/articles/newsjp/ihen-mahjong-20240919-311165/

お札が役に立った可能性も。

ウツロマユのお札。

 本題に戻ります。
 この局は、14巡目に12356p345688m55sから赤5pを引いてギブアップ。オリに回ります。点差的に「ツモ直」の聴牌が3着目の上家さんに入っている可能性もある。二度も放銃はできない。

うしさんかわいい

 5pが当たりだと思っていた自分は、ここで5pをトントンしておきます。
 見当違いもいいところです。
 しかも、一度3sを見逃されているのに呑気なものです。もう一枚3sを持ってこなくて良かった。
 
 丁寧にハイテイずらしをして南4局はノーテン終了。

牛さんからも「これは丁寧」と言ってもらえました

 これで終わったかなと思いきや、こずえさんに大物手の聴牌が入っていました。「聴牌取ればよかったかも…」と思いつつ、1本場へ。

1,000点持ったら2人聴牌だった図

南4局1本場(西家):最終局

 続く南4局1本場は、王様モードのこずえさんが下家さんの素点回復立直に放銃して終局。
 その結果、何とか3,000点差をキープして、26,400点持ちの2着で終局しました。

おわりに

 以上のように、小笠原さんと牛さんには、要所要所で局面の実況・解説と思考の解説をしていただけました。それによって、自分がその時に何を考えていたのかが鮮明に蘇ってきます。(多分書こうとしていることの半分も文章化できていません。文章力…!)
 配信がアーカイブとして残るので、自分の所作を確認できるうえに、打牌選択を解説付きで確認できるのは大きいです。それに加えて、アフターパーティー(最近始まったのかな?)で気になった局面について質問をできるのも魅力。
 牛さんゲストの回は今後もありそうですので、ぜひ業者(だけでなく)の皆様におかれましては参加を検討されてはいかがでしょうか。また、麻雀大会には参加できなくともアフターパーティーには参加してゲストの方々と交流できるようです。業者の交流が広がる→牛さんの知名度が高まる→牛さんの活躍の舞台が大きくなる・増えるニーソの魅力が広まると嬉しいです。業者との交流も一興。
 また、こういう大会に参加すると、他のゲストプロ、今回で言うと小笠原さんや宮内さんに親しみが沸いて応援したくなるのも人の性ですね。これからも麻雀ライフを楽しんでいきたいと思います。

 HOLIC杯の参加は今回で2回目でしたので、前回参加(川上さん、瀬戸熊さんゲスト回)についてもいつか自戦記を書けたらと思います。

 それでは、ごきげんよう。

いいなと思ったら応援しよう!