忘れられない作品

かれこれ〇〇年も前、新選組をジャンルとして歴史創作（腐向け）をしていました。
土方歳三さん、そして岡田以蔵さんを愛していましたので、この二人を右固定で自サイトで自作品を発信しておりました。

当時はサーチエンジンなるもので好きなジャンルのサイト様を探して素敵な作品を拝読・拝見しておりました。
その時、今で言う自分にとっての「神創作主Sさん」に出会いました。

その方のある作品を読んだあとの感動たるや…。
読み切りの短いお話でしたが、そこに広がる情景や登場人物の心情があまり
に胸に刺さり、大きな感動に打ち震えたのを覚えています。
腐向け作品で読後に涙が出たのは、後にも先にもそのお話だけです。
その後は、その神創作主Sさんとメッセージのやりとりをさせていただいたり、SSを書いていただいたりと…ありがたくも交流をさせていただきました。

あれから〇〇年がたち、その方のサイトはすでにもう存在せず…。
自分にとって衝撃的で忘れられないその作品も、もう読むことは叶いません。
できるならもう一度読んでみたいものです…。

先日、ある方からいただいたメッセージが切欠で、再び幕末・新選組への気持が再燃いたしました。
何度も別のジャンルにうつったり、同人活動からすっかりと離れていた時期もありましたが、何度かの再燃を繰り返して戻ってきたのは「新選組」だけです。不思議です。

わたしが、新選組から別のジャンルへ移ったときに、そちらのジャンルでもとても素敵な作品にであい、気持が抑えきれなくてその創作主様に感想メッセージを送りました。
すると、その方はわたしをご存じだったのです。
わたしのイラストや小説を見てくださっていた方だったのです。

その当時は、読み専だったようですが、わたしがメッセージを送らせてもらったときは、とても人気のある創作主さんとして活躍されていらっしゃいました。
いただいた返事には「あの「きのさん」ですよね。作品読ませてもらっていましたよ」と…。

なんたる偶然…！

別のジャンルで、わたしが今度はその方の作品に夢中になるなんて(*^_^*)

という嬉しい嬉しい再会もありました。

今回、わたしにとって新選組への愛が復活したのは3回目です。
サイトを運営していたときに未完だったお話があり、結末を書かずにいたことに未練がありましたので、それだけでもなんとか終わらせたいな、と思った次第です。

そして、細々とですが新選組ジャンルでお話を書き続けていたら、もしかしたらわたしの「神創作主ｓさん」が、もしかしたらもしかしたら、なにかの偶然で「＃新選組」「＃土方受け」なんて検索をしてくれるかもしれない…！
偶然にもわたしの名前をご覧になってくださるかもしれない。
「この人、まだ続けてたんだ」
って、呆れながらも懐かしく思いだしてくれるかもしれない。

そんな偶然を夢見て、自分の心残りを消化していこうと思いました。
また、今回新選組への再燃の切欠となったメッセージをくださった方に、自作品を読んでいただけたらな…という気持ちからです。

遅筆なのでどこまで進めることができるかわかりませんが、スザルルも愛しつつ、新選組の歳三さん、そして同時代の幕末を駆け抜けた岡田以蔵さんのお話を書けたらいいな、って思います。
どうぞ引き続きよろしくおつきあいくださいますと幸いです。

＊イラストは、〇〇年前にサイトの絵掲示板にて掲載していた落書きです。
当時、絵掲示板は気楽に描けてUPしやすかったので、日々描いていました。
これは、気に入ったものをいくつか保存していたうちの一つです。