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中計を軸にした全方位の採用PRで、組織規模を2倍の150名へ|SHE株式会社様

SHE株式会社様は、女性向けのWEBデザイン等のキャリアスクールの開発・運営を手がける企業です。KINOCOSとの業務提携の経緯とプロジェクトの内容、その成果や現在のビジネス状況と今後の展望を、同社COO/CMOの五島さんに伺いました。


1.プロジェクトを実施された背景を教えてください。

五島:当時はさらなる事業拡大のために資金調達に動こうとしているフェーズだったんですね。投資家に対して説明する大枠のストーリーはあったのですが、いかに魅力的に伝えるかが最大の課題でした。また、資金調達は会社にとって大きなニュースになり採用や社内の活性化につながるため、次のフェーズの戦略を作ったうえでそれを社内外に発信し共通認識を作っていくことが大事だと思っています。そのために、情報の整理や勘所を一緒にカタチにしていけるパートナーを探していて、知人経由の紹介で代表の木下さんを知っていたKINOCOSに依頼したのが背景です。

2.その中でKINOCOSを選んでいただいた理由を教えてください。

五島:IRに対する経験と知識があり経営陣と対話できて、デザインも含めて形にしてくれるところに魅力を感じたからです。「経営コンサルとデザインをセットでやりますよ」といったような支援会社は他にもありますが、スピード感がやや遅く、かつ値段が高いのが実情です。マテリアルの制作まで依頼すると、別途費用が発生するというパターンも少なくないですね。
一方でKINOCOSはデザインとコンサルのケイパビリティが一体化している点が一番の魅力でした。木下さんというディレクターを中心にファイナンス・デザインの領域で実力あるメンバーを集めて体制を組んでいて、かつ実績も豊富でわかりやすかったんです。再現性があるんだろうなと感じて、社内稟議も通しやすかったですね。

ポイント
❶デザインとコンサルが一体化したアウトプット
❷チーム体制による再現性のある支援

3.案件完了までの過程で印象に残っていることはなんですか。

五島:見せ方やストーリーのリファレンスが豊富でイメージをわかりやすく共有していただけるところが魅力的でした。「ここは資金調達うまくいったので…」と、単なるアウトプットではない裏側の情報も含めて事例を見せていただけて。「こういう風にするのはどうですか?」といった形で、議論を提案ベースでリードしながら進めていただけましたよね。

弊社はビジョンがやや抽象的なので、KINOCOSさんとの議論もかなり長期間にわたってしまいました。ご迷惑をおかけしたところもあったかと思いますが、普通の支援会社だったら頓挫していたかもしれないような状況で、粘り強く対話を続けていただけたんですよね。
また会社としての特性上、弊社はかなりデザインにこだわっているので、クリエイティブにこだわる社内のデザイナーと意見が食い違う局面もありましたが、KINOCOSさんは事業の成果へのコミットというこだわりは持ちつつも、あくまで共創するスタンスをとっていただけたのもありがたかったです。

「IRにも、資金調達にも、採用にも使いたい」という複雑な要件だったと思いますが、マテリアルのプロフェッショナルの視点からスムーズに背景や事業を理解いただけて、スムーズに進められたのがよかったです。

木下:ありがとうございます。SHEさんの資金調達PRは本当にすごかったですよね。制作したマテリアルも活用しながら、専用サイトを中心に全方位で隙間なくPRをされていた印象です。

五島:ありがとうございます。いちスタートアップの資金調達リリースでありながら、Twitter(現X)のトレンドや、Yahoo!ニュースにも載りました。スタートアップの資金調達リリースの一つのベストプラクティスを作れたと思っています。

4.プロジェクトによって得られた成果を教えてください。

五島:実は、資金調達の初期段階は元々あった資料である程度進行できました。ですが、「もう一歩」の調達を行うフェーズでデザイン含めてクオリティが高い資料があったのは本当によかったですね。

そして、何よりも採用ピッチとしても活用できたのが大きかったです。実はSHEの組織は当時と比べて約2倍(60名~70名→150名)になりました。あの資料のおかげでぶれない説明ができるようになったんです。組織規模を倍にする中で、社内の目線を揃えられたのは非常に大きかったですね。

中期経営戦略資料より抜粋

木下:対外的にだけでなく社内への貢献もできたとのこと、とても嬉しいです。

五島:事業を拡大していく中でビジネスリテラシー高めの層にアプローチしたかったので、今回のIR資料が役に立ちました。採用の質を変えるのに非常に良いインパクトがありましたね。ビジネスライクなデザインにできたので、望んだレベルの人材に来ていただけた実感があります。

ポイント
❶ストーリーとデザイン両側からの粘り強い共創体制
❷社内の目線の統一と対外部の一貫性への貢献

5.現在のビジネス状況と今後の展望を教えてください。

五島:IRと資金調達、採用の面できっかけを作れたので、今後それを形にしていくフェーズです。

中期経営戦略資料より抜粋

今回のプロジェクトで集まった資金と人を活かして事業を拡大していきます。上期は体制などを整えることに注力していましたが、今後は事業の成果としてこれが返ってくるフェーズだと思っています。

木下:今後も引き続き伴走させていただけますと幸いです。ありがとうございました。

KINOCOSでは、資金調達支援、IPO支援、IR支援など、企業価値の最大化を実現するさまざまなソリューションを提供しています。

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