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「受講料50万、それでもドロップアウトする受講生」を読んだ、現役Webデザイナーの感想

「受講料50万、それでもドロップアウトする受講生|プログラミングスクール」
という記事を読みました。

現在は週休3日在宅Webデザイナーとしてなんとなく生活できている私ですが、痛いほど気持ちがわかります!!
そんな怠惰な私がどうやって勉強したか、少しでも参考になればと思い、
筆を執りました。

私は40歳からの勉強で後が無い崖っぷちだったので、必死で勉強しましたが、若い頃だったら、すごくわかるなぁ、と思います...。
いや、私も確実にそちら側の人間どころか、むしろ辞めるってわかってるからそもそもやらない、という選択をしていたと思います...

(18歳の頃、自動車教習所の学費を親が半分出してくれると言ってくれていたにも関わらず、通い切れる気がしなかったため最初からやらなかったキノこです。。後に35歳で無論自腹で教習所に行ったキノこです。。)

まず、スクールに行く意味は?

Webデザインやエンジニア等、コロナ禍以降特にスクールが大流行している現在、スクールに行く意味とは何なのか?

コロナで収入が減ったり職を失った方、または、学生さん、
将来に不安を感じている方がすごく多いと思います。
そこで、手に職をつけようと考えるのは当然の流れだと思いますが、
思い詰めて高額なスクールに入会する前に、なぜスクールに行かなければならないのかを考えてみましょう。

皆さんは当てはまりますでしょうか?

  1. 採用面接でとにかくアピールしたい

  2. 独学ができない(続かない、仲間がほしい、教えてもらわないとできない)

  3. お金を出さないと(痛手を負わないと)勉強できない

私は1.だったんですね。
ただ、実際に採用面接で言われたのは…後でお話しいたします🙇

勉強嫌いの私がWebデザインの勉強をした流れ

まずは月1,000円で

以前に詳しく書きましたが、
私はまず、月額1,000円程度のプログラミングスクールに入会しました。
Progate、Schoo、ドットインストールと渡り歩きました。
(なんで3校も入会したんだ?忘れました…)

こちらは、動画で学んでいくスクールです。
1本3分程度で勉強しやすい仕組みだったり、先生に質問すると返信をもらえるサービスが整っていて、困ることはありませんでした。

そんな感じで勉強をしていたのですが、私は全然苦にならなかったのです!
もちろん、崖っぷちの必死さもありますが、デザインとかプログラミングが好きだったんですね。

というわけで、まずは月額1,000円で勉強を始めてみて、興味が持てそう、もっと深く勉強したい!
ってなったら、数十万円出してスクールへの入会を考えてみるのが、
ワタシ的には強くオススメです!!

30万円のプログラミングスクールに行ってみた

私は実際、オンラインスクールで一通り(HTML、CSS、Sass、JavaScript、PHP、MySQL、Ruby(超基礎だけど!))を勉強した後、
リアルのプログラミングスクールに行きました。
(詳しくはこちら!▼)

Photoshop&Illustrator応用、HTML、CSS、JavaScript、PHP
で合計30万円だったのですが、
私がなぜプログラミングスクールに入会したのかと言いますと、
「学校を卒業した」という証明がほしかった、ただそれだけです。

勉強しながら常に未来の採用面接のことを想像してばかりいたのですが、
その際に、Webデザインの実務経験がなかった私は、実務経験の代わりになるものが欲しかったんですね。

あと、「続かない人間じゃないですよ」アピールね。
ただ、それもほとんど意味なかったような気がします。。

採用面接でのプログラミングスクールに対する反応

実際のところ、面接の時によく言われたのは

  • 資格は特に…(Webクリエイター検定・エキスパートと色彩検定・2級を取得しましたが)

  • スクール行かれたんですね(ポートフォリオ、スクールの課題ママじゃねぇだろうな)

  • どちらのスクールですか?(業界で評判悪いところは押さえてる)

そんな反応でした。

そこでとにかく会社側採用担当者の共通認識は、
ポートフォリオの出来栄えと作業時間が最重要ポイント!
です。

これは、フリーランスを選ぼうと同じ

無知なクライアントさんまたは正社員を雇いたくないWeb制作会社(偏見)があなたを見る時、
いくら安くてもやっぱり実績は見たいですし、あなたと同時に実務経験があるデザイナーが競合にいたらどうでしょう?

初心者がこんな責任を負ってできますか?という人気の(?)記事はこちら▼

プログラミングスクールは必要なのか?

結局のところ、プログラミングスクールは必要なのでしょうか?
未経験時代にスクールを卒業した後、100社以上に応募した私の感想は…

むしろ、スクールで何を勉強したとか御託を並べずに、
「ポートフォリオで全てを語ることが一番大事」です。
デザインもコーディングもがんばって制作した、
Webサイトを5本、バナーを30枚くらい提出すれば、勉強した実績なんて必要ないのかもしれません。

それには、月額1,000円のオンラインスクールとGoogle先生で十分だったんじゃないか、と今となっては思います。

って、こっちは焦ってるんだよ!
とにかく職に就かなきゃならないんじゃい!
と、4年前の自分の声が聞こえます。
ですよね、ですよね…
私も、Webサイト3本、バナー5枚くらいで求人に応募しまくって壊滅的でした…😅

Webデザイナーはキラキラじゃない

もうそろそろお気付きの方も多いと思いますが、Webデザイナーで所謂キラキラな人ってどのくらいいるんですかね?

フルリモートでキラキラ

情報漏洩の観点から、謎のカフェのフリーWi-Fiに接続して作業、なんて以ての外です。フリーランスならスマホのモバイル通信で?
、、家でやりましょう。

たまにはベランダでコーヒーを飲みながらデザイン〜♪
ノートPCで効率悪いし、姿勢が悪くなり、ヘルニアまっしぐらです。
夏はノートPC熱暴走。

フリーランスでキラキラ

フリーランスって、自分で営業、管理、交渉するんでしょ?
キラキラしてる時間あるのかな。
キラキラ醸してる人は、教える側に回って、セミナーとかイベントとかで稼いでる感じよね。
それも、教えるほどの確かな知識と経験があってこそ。
果たしてそこに辿り着くまでには何年、、?

高収入でキラキラ

実際、実務経験0〜3年目くらいの時給は、¥1,000~1,500が相場だと思います。
業務委託でも初心者の作業時間を考えたら、月に¥10万稼げればいいかな、って感じじゃないですかね。

副業ならいいかもしれませんが、副業って、週5日本業してたら、稼働時間が週6〜7日ってことでしょ?
休まないの?体壊すよ?と思うキノこであります。

未経験のあなたがWebデザイナーになれる可能性

次のいずれかを感じることができれば、その気持ちで突き進んでください。

A) JavaScriptとかはちょっと難しいけど、Photoshopでバナーとか作るの好き!もちろん好きなデザインじゃなくてもOK!
B) デザインの実務は難しいけど、PVとかユーザーの反応を見て改善するのとか興味ある!
C) デザインは答えがなくてモヤるけど、JavaScriptとかPHPとか楽しい!

という方は、なるべく多く作品を作って、ポートフォリオに上げまくってください。

A) の方…多少コードを書かなくても許される、
 バナー制作やLP制作中心のお仕事もあったりします!
B) の方…WebマーケターかWebディレクターを目指しましょう。
 デザイナーよりちょっと給料がいいです!マーケターはさらに!
C) の方…コーダー、フロントエンドエンジニアを目指しちゃう?
 フロントエンドエンジニアはディレクターよりさらに給料が高いぞ!

気になる収入は、
Webデザイナー < Webマーケター ≒ Webディレクター < フロントエンドエンジニア
みたいな感じだと思います。
Webデザイナー、底辺です💧

まとめ

なりたい職業は誰かが叶えてくれるものではありません(真面目)。
いくらお金を積もうと、実際に仕事をするのは自分です。

何度も言いますが、Webデザイナー・キノこのおすすめは、
月額1,000円のオンラインスクールとGoogle先生でとにかく1年間勉強!です。
1年間勉強しても興味が持てずイヤイヤ…でも将来のお金と自由のため!
という方は正直難しいと思います。
勉強に終わりがない割に、大して稼げません。

ただ、キラキラではないけど、時給¥1,700前後で、
在宅で仕事ができる!それ以外は何もいらない!
という方は全然アリだと思いますよ!

それでは、お互い勉強がんばりましょう!
ではでは!🍄


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