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dschinghis khanにドハマリした話
これまでsyrup16gファン一本で勝負してきた私が、dschinghis khanというグループにアホみたいにハマっています。
dschinghis khanというのはドイツのグループで、「ジン、ジン、ジンギスカ~ン♪」という曲(dschinghis khan)と、「もすかう!もすかう!」っていう曲(Moskau)が日本では特に有名だと思います。
参考:dschinghis khan
参考2:Moskau
ハマった経緯といたしましては、ひょんなことから昔に日本で流行った空耳バージョンのいわゆる「もすかう」(もともとFLASHだったもの)に触れる機会がございまして、そこから動画を辿って偶然公式の上げている動画に行き着き、「あれ……? なんかこの人たち意外とかっこよくないか……???」と気づき、そこから他の曲も聴いて、気づけばズブズブとハマっていったというものです。
Louisがフロントでくるくる踊っている動画では「お前は歌わんのかい」のツッコミがおなじみですが、Louisは歌ってるんです、マイクがあてがわれていないだけで、めっちゃ歌っているんです!
個人的には、歌めちゃくちゃうまいのにダンスがちょっぴり苦手に見えるSteveの、ちょくちょく出る振り付け間違い&照れ笑いがかわいい。
うわさですが、dschinghis khan加入時にスキンヘッドにしたとき、自分の顔が怖すぎて落ち込んで4週間ぐらい外出られなかったエピソードがその愛らしい人柄を表しています。
推しはなんといってもLouisとSteveなんです。
どれぐらい推しているかというと、ハロウィン仮装をしなくてはいけない機会があってLouisの衣装に決めたぐらいです。
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驚くべきことに、オリジナルのdschinghis khanは私が生まれる前――70~80年代ごろに活動していたにもかかわらず、今現在リアルタイムで、公式からどんどん当時のビデオがアップされているのです。
それどころか、私がdschinghis khanにハマりだしたその約1ヶ月後に、なんと「dschinghis khanの超久しぶりの新譜」がリリースされたのです。
といいましても、オリジナルdschinghis khanは1985年に解散しており、私の二大推しであるフロントで踊っている男Louis、そして禿頭で強面だけど心やさしい男Steveは、非常に残念なことにすでにこの世を去っています。
女性陣(ヘンリエッテとエディナ)は第一線を退いており、グループ内では比較的小柄(それでもでかい)な長髪の男レスリーと、活動当時イケメンと人気だったらしいヴォルフガングは自身の音楽活動に邁進中。
では現在の新しいdschinghis khanは何者なのかと言うと、同グループが2006年ごろ以降にオリジナルメンバー+サポートメンバーで活動再開をなさった頃から活動を支えてこられたダンサーの方々を中心に、「dschinghis khanの子らと仲間たち」という設定で改めて正式にグループとして結成されたものです。
オリジナルdschinghis khanのプロデューサーであるラルフ・ジーゲル、この人が再び新dschinghis khanのプロデュースをしているそうな。
昔の動画が精力的に上がっているのも、新グループのプロモーションや昔のファンへのサービスも兼ねていることでしょう。まんまとハマってしまいました。
ファンサービスと言えばですね、dschinghis khanの公式Instagram(グループのものと個人それぞれのもの)があるのですが、そこもサービス満点なんです。
ファンアートや弾き語りカバーなどを、公式をタグ付け・メンションなどして投稿すると、ストーリーにアップしてくれたり、リアクションをくれたりするのです。
先日など、アンジェリカ・エルラッヒャーさん演じるEltuya Khan(赤髪の、斧を振り回す戦闘系の女性)が、私とファン友達との日本語の会話(誰がどのパートを担当しているか知りたい!みたいな内容)を訳して読んでくれたみたいで愛らしいお返事をくださったり、クラウス・クプライトさん演じる新フロントマンPrince Igei Khanも、私の投稿のdschinghis khanとは関係ない絵までみてくれていいねをくださったり、そのほかにもたくさんエピソードがあるのですがとにかくメンバー皆さんとってもフレンドリーで、気さくで、すてきなお人柄なのです。
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先日リリースされた、新しいdschinghis khanによるセルフカバーを含む新アルバムがこちらです。
もちろんかつてのオリジナルdschinghis khanが大好きで、その歌唱やパフォーマンスを心から愛していますが、新しいdschinghis khanもたいへん素晴らしゅうございます。
私は13曲目「Unter der Sonne sind wir alle gleich」が大好き。それから、エトゥヤ歌唱バージョンの「Komm doch heim」も素晴らしい。新しくなった「Klabautermann」もおちゃめで愛らしい。
欲を言えば、私はドイツ語を耳で聞いて何言ってるか理解することが出来ないので、翻訳して理解するために新曲の歌詞がほしい。めっちゃほしい。
◆
私自身も、弱小ながら絵や歌などの作品を発信している身なので感じるのですが、今の時代だと特に、「人柄」ってやっぱり大切だなあって思うんです。
これだけたくさんの作品が世界に溢れている今、どれだけ素晴らしい作品を作っても、量が桁違いすぎてどうしても埋もれがちになってしまう。「作品の素晴らしさ」以前に、「いかに人目に触れるか」が大事になってしまう部分がある。
「いかに人目に触れるか」というのは、作家さんと呼ばれる人々が苦手とするところかもしれないですね。
でもやっぱり、絵も音楽も、人間だからこそ作るし、人間だからこそ聴く・見るんですよね。
で、人間ってやっぱり社会を作って生きる動物だから、「繋がっている感じがする」という状態って、基本的にはうれしいんですよね(ただ、もちろん例外もめちゃくちゃたくさんあると思う)。
気にしてくれてるんだ、という感覚があると、やっぱり好意的に捉えるし、「ちょっと聴いてみようかな? 見てみようかな?」という気になったりとかしますもの。
私はマーケティングとか全然わかってない人間だけれど、デジタルとかSNSとかWEBとかが盛んなこの時代でも、いや、そうだからこそと言うべきか、機械的ではないもの――なんていうか「この人が労力をかけて自分のために一言でも投げかけてくれた」みたいな経験が、素通りさせないためのすごく大事なものになるんだなあとか、それってめちゃくちゃ人間的で、結局どんな大きな市場でもサボらずに丁寧にひとりひとりと対話することが結果につながるんだなあとか、なんかそんなことを思ったりなんかしています。
私は本当に小さな商売だけど、画材と場所を貸し出す「シェアアトリエ」というのをやっています。
音楽と同じで、お客さまには大切な「お金」と「時間」をいただく商売なんです。
でも、その大切なお金と時間を、うちのアトリエで私と共有したいと思ってくれている方々がいて、来てくださったり気にしてくださったりしているからこそ、これを続けられています。
なんかこれって音楽と少し似てる気がしませんか?
だから、dschinghis khanのスタッフさん、メンバーさんのご対応、私はものすごく尊敬しているんです。
ものすごく今の時代に合ったやり方でもあるし、どんな時代であっても結局これが一番大事だよね、というところを絶妙についていると思うんです。
みなさまですね、もしよかったらdschinghis khan聴いてみてくださいよ。そして私とジン友になってください。語りましょう。
dschinghis khanの公式Youtube
dschinghis khanの新アルバムもう一回貼りますよ
よろしく。
また。
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