きのぼり園のページにようこそ
きのぼり園について
きのぼり園とは、「遊び場」をコーディネートをする僕自身の活動の総称です。遊び場にはモノの整備に関わる大人、樹木や植栽に関わる大人、生き物に関わる大人、遊びに関わる大人、見守ったり居合わせた大人、そして主役となる子ども。様々な人が活躍して場を構成しています。それらの人々と横断的にコミュニケーションをとり、整備するだけ、利用するだけではなく、みんなで場を育てていきましょう! というコーディネーターです。
公園整備においては自治体、設計者、各設備のメーカーと利用者の距離を縮め、整備して終わりではなく「地域が公園を作り、育てる」事のお手伝い。
幼稚園や保育園の遊び場においては、無理のない投資で園庭に自然環境を再現し、遊びをもう少し豊かにすること。そして、その自然を先生やお子さんと一緒になって育ててゆくことを大切にしています。
また、「公園」と「園庭」の垣根を低くし、相互に活かしあえる場を構築することを目指しています。
遊び場は単なる「遊びの場」ではなく、今ここで遊ぶ子どもたちの社会の入り口です。子どもたちが遊び場で今体験している経験が、先の社会のスタンダードを作っていきます。
だからこそ、遊び場で多様な人々が出会い、理解し合う。その上で多様な経験を共有する。そうすることで、きっと未来は良い方向に変わるはずだと確信しています。
※きのぼり園は事業ではなく、皆様への情報発信やお手伝い、自己研鑽として活動しています。
運営者について
福田英右(ふくだ えいすけ)
1975年生まれ
東京都多摩地域在住
保育教材の営業職や幼稚園の職員を経て、現在は遊具のメーカーに勤務しています。
生まれ育った家の周囲には武蔵野の雑木林が広がっていて、少年時代は林の中で木に登ったり、秘密基地を作ったりして遊んでいました。野球やサッカーなどの団体競技よりも、少数で黙々と遊ぶのが好きだった気がします。
大学時代から卒業後の数年にかけては、バックパッカーで東南アジアや南米などを旅していました。
職歴の関係で幼稚園、保育園、公園行政の担当者など遊び場に関わる人と関わる機会が多く、様々な課題やその対決策を目にしてきました。
しかし何よりの財産は仕事の中で子ども遊ぶ様子を日々観察できたことです。自発的に子どもが挑戦したくなり、それが実現する場作りの大切さを感じました。
ビジョンについて
普通の街で、当たり前に自然に触れ、遊んでいる子どもがいる
それを、あらゆる子が自分の好みに応じてできる範囲で楽しんでいる。そんな社会に変わっていけば良いなと思います。そのために、何かしら僕に出来ることを模索しています。
今のところの活動について
インクルーシブな遊び場の情報発信
ツリーハウス作りのインストラクター
公園ボランティア
インクルーシブな遊び場の情報発信
遊びについて考える際、誰もが遊びに参加できることが前提であり、遊び場作のスタートラインです。だからこそ、インクルーシブな遊び場の大切さを、個人として発信できる情報としてお伝えしています。
ツリーハウス作りのインストラクター
千葉県南房総市にあるガンコ山ツリーハウスビレッジにてインストラクターのお手伝いをさせてもらっています。
以前、一番夢のある遊具って何だろ? って考えた時の答えがツリーハウスでした。そのツリーハウスを友達や家族を協力して作り上げる。そして出来上がったツリーハウスで遊ぶ。そんな体験のお手伝いをしています。
公園ボランティア
東京都八王子市は、あまり知られてはおりませんが中世の城跡がひしめいている地域です。なかでも滝山城は巨大な城郭で、しかもそれがほとんどそのままの形で「都立滝山自然公園」の中に眠っています。
公園ボランティアとは、その城跡の遺構が見えやすくなるように草刈りをしたり、来園者のガイドをする事です。
単に自分の趣味で行っているのですが、城跡の堀や土塁、土橋や虎口などは子どもの遊び場に再現させたら最高に楽しそうです。
いつか子どもが遊べるような山城のミニチュア版を作っれたらいいなと考えながら草を刈っています。
終わりに
「三つ子の魂まで百まで」とは的を得たことわざで、幼児期に習得した経験はその後の人生に直結します。また、その子たちが作り上げるこれから先の社会も、幼児期に経験した事の延長でもあります。だからこそ、多様な大人たちが連携し、それぞれのできる範囲で遊び場を盛り上げていきたいし、大人も楽しい遊び場を作っていきたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。