有料と無料、どっち? インプット as soon as アウトプット 10月
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※ただし、インプットの対象は森羅万象OKとする
※200文字以上目標
10月のある酒まつり
コロナで3年ぶりの開催だった。
今年は、振る舞い酒(無料試飲)がないとの事。
いつも無料試飲で樽に入った大量に酒を、柄杓でじゃぶじゃぶふるまっていた、白牡丹のにごり酒が、なんと今年は有料で100円だった。
飲む前に、不安がよぎった。
100円も払ったら、この酒を美味しく感じてしまいそうだと。
正直これまで美味しいとも思ったこと無い「にごり酒」だが、
無料なので毎年並んで飲んでいた。
もっとおいしかったらいいのにな〜と思いながらちびちび飲んだ。
捨てても惜しくないとさえ思った。
さあ、今年は100円となった「にごり酒」どうする?
私は、あの美味しくないにごり酒に100円を払うことはできなかった。
妹のを一口もらった。
う、うまい!!!
私の仮設はあたったのか?
いや、待てよ。
もし私が、白牡丹側の人間ならどうする?
毎年無料で振る舞っていた無料試飲ができなくなり、お金をとらなくてはならない。
そんな時、いつもの無料で捨てるように配っていたお酒に、100円払わせられるのか?
私ならできない。
100円もらうなら、いつもより美味しいお酒を出すのが筋ってもんだろう、と。
この、酒まつりの白牡丹のにごり酒が、
お金を払ったから美味しく感じたのか
はたまた、お金を払わせるから美味しいのにしたのか
永久に闇の中である。
そして、私はある事に気づいた
無料って誰得やねん。と。
お金を払うありがたみ。
お金を受け取るありがたみ。
少なからずこれは、絶対にあるものなのだと。