AO入試(総合型選抜) 【上智大学FLAと早稲田大学SILSの違いって?②】
『上智大学 国際教養学部(FLA)と早稲田大学 国際教養学部(SILS)の違い 第二弾』
こんにちは、きのコです🍄
今回の記事では、両学部から合格を頂いた私が思う、上智大学 国際教養学部(FLA)と早稲田大学 国際教養学部(SILS)の違い【第二弾】を書いていきます。
第一弾をまだ読んでいない方は、是非そちらも読んでみてください☺︎
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学生像
"学生像"、つまり学部が求めてる、または育てることを目指している学生がFLAとSILSでは大きく違うと私は思っている。
簡潔にいうと、SILSはFLAよりもビジネス要素が関わってくるということ。これは学部のパンフレットやカリキュラムから読み取ることができる。
例えば、SILSでは統計学が必修科目である。入学後に文系よりの学び方を希望しているとしても、必ず数学やデータに触れる機会があるということだ。
学生像の違いは、第一弾で書いたリベラルアーツの違いとも繋がる点がある。FLAはより「教養」に力を入れているからこそ、"ビジネス感" がSILSよりも薄れるのだと思う。
この点をおさえることで、志望理由書の将来ビジョンが書きやすくなる。【大学・学部の特徴をおさえる!】の記事でも書いたが、学部によって志望理由書の内容は自然と変わってくるはず。私自身、FLAは将来的に得たい考え方やマインドセットについて触れ、SILSではどのような産業で活躍したいかを具体的に明記した。
海外留学
海外留学制度からも学部の違いが見えたりする。
SILSは1年間の海外留学が必須であるが、FLAは留学自体が任意である。上智大学の提携校は、数では早稲田大学に負けるが、世界的にトップレベルの大学ばかりだ。(私のイメージは「上智大学は量よりも質を大切にしている」。)ではなぜ必須にしていないのか(?)
これは、FLAの学部長がオープンキャンパスで実際に話していたことだが、FLAには日本よりも海外のバックグラウンドが強い学生が多く集まる。そして、彼らはわざわざ日本の大学を選んだからこそ、高いお金を払ってまで海外にいく必要がないらしい。つまり、もう海外は充分だ、と思っている学生がFLAには一定数いる(もちろん全員ではない)から、留学を必須にしないらしい。
逆にSILSは、AOではなく一般入試を経て入学する学生がいる。この点も含めて、SILSには日本のルーツを強く持っている学生がFLAよりも多い気がする。これは海外留学が必須である理由の一つなのではないかと思う。
オマケ 番外編
もっと学部の違いを理解したい方、受験まで時間の余裕がある方にオススメしたいことは、受験を考えていなくても他の大学にある同じ系統の学部を調べること。
例えば、国際系の大学を目指していて、FLAとSILSを受験する人は. . . 立教大学GLAP、法政大学GIS、国際基督教大学、国際教養大学、海外大学などなど、枠を広げて調べてみる。リベラルアーツ系だけでなく、英語で専門的な学問を学べる学部を調べることもオススメ。
そうすることで、志望大学・学部の違いがよりはっきり見えてくるはず。比較対象が増えることで類似点・相違点を見つけやすくなったり、大学・学部の雰囲気を理解しやすくなると思う。
私個人が受験時に抱いていたイメージの話をすると. . .
私は調べた大学(英語で授業を受けれる大学)の中でICUとSFCは対極的だと思っていた。この二つを線の端と端に置くとしたら、FLAはICUより、そしてSILSはSFCよりであると考えていた。
このように、たくさん調べることで自分の頭の中に図が作れて、整理しやすいと思う。
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以上が私個人が考えるFLAとSILSの違い②です。たくさんある意見のうちのひとつとして捉えていただければと思います。
何かの参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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