モネ 連作の情景@中之島美術館
中之島美術館で行われている「モネ 連作の情景」展を見に行った。
もともとモネを知るきっかけは直島にある地中美術館の中にあるモネの部屋で白い部屋に巨大な睡蓮が飾ってあって空間を含め圧巻だった。
そこから美術館を巡る際に睡蓮があればモネの作品という認識ぐらいでいた。
なのでそんなにモネについて詳しいわけではなかったが、モネは睡蓮だけではないことがわかり面白かった。
見に行った中で、自分の中での印象派の解釈は通常、歴史的事件やイベントを絵画として残すことに対して、風景で自分が良いと思うシーンや日常の風景を残すことに重きを置いている風に感じた。
これは自分が写真でちょっといい構図ができて撮ることに近いのかなと思った。
でも自分が良いと思った風景を絵画で残し、それをパトロンに共感してもらって初めて生計を立てるのは相当苦労しそうである。
自分は睡蓮しか知らなかったけど、実は数多くの睡蓮の作品は晩年に作られているとのことで、旅先で描くことができなくなった代わりに自宅で睡蓮を描くようになったそうな。
ただ初期の作品から岸辺や断崖などの作品を多くあり、モネ自身生涯を通して親水空間が好んでいたのかなと。
また今回の題名にある通り連作がモネの真髄であるとのことで、睡蓮ももちろんだが「積みわら」も見応えがあった。同じ「積みわら」を題材にしても季節や時間が異なることで色んな表情があり、それを見て楽しむことができた。特に朝焼けのタッチが淡い繊細な色をしていたのが印象的だった。
でもやっぱり睡蓮が魅力的ではある。
平日にも関わらず、朝10時から行列ができるほどでモネは人気なのだと改めて感じた。
なぜかスヌーピーとコラボしており、ついついボールペンを買ってしまった。
あと面白いのは佐川美術館であったガウディ展もそうだけど巨匠と呼ばれる方々は何かしら万博と関わりがあるみたい。
大阪万博もそうなればいいのだけれど。
モネの理解を深めたい方はぜひぜひ◎