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「シェアされる投稿の秘密!心理を掴むSNS戦略」【マーケティング基礎SNS拡散編②】全5回

こんにちは!
人間は承認欲求の権化ですのでシェアされたい人は多いと思います。そこで今回はユキちゃんがSNS投稿において“感情を揺さぶること”の重要性を学び、“シェアされる投稿”を作るための第一歩を踏み出す物語が展開されていきます。

ユキちゃんの葛藤を追体験しながら、シェアの仕組みをイメージしていきましょう!

SNS拡散編1話はこちら👇

こちらもよければ見てください👇

今回のテーマ

SNSと口コミの力を理解し、バズを生む戦略の全体像を解説


3週目:SNS拡散編
「SNSでバズを生む仕組み!拡散戦略の全体像」
「シェアされる投稿の秘密!心理を掴むSNS戦略」
「口コミはどう作られる?SNSで信頼を築くテクニック」
「バズを生むコンテンツ設計!SNSの拡散力を最大化」
「拡散だけで終わらせない!SNSマーケティング成果分析」

全5話でお届けします!

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ユキちゃん、投稿の反応がイマイチで悩む「どうして伸びない? ユキちゃんのSNS新たな壁」


新たなSNSキャンペーン、しかし数値は低迷

 都心のオフィス街。朝の出勤ラッシュをくぐり抜け、ユキは自席に座って社内のSNS管理ツールを立ち上げる。前回(第1話)の取り組みをきっかけに、SNS戦略の“全体像”をざっと把握し、同僚たちと一緒に初歩的な改善を試みてきた。しかし、投稿のいいね数やシェア数、コメント数は予想より伸びず、「これはバズどころか閑古鳥だ……」と心の中で呟きたくなる状況だ。

「これだけ準備したのに、思ったほど反応がない。みんな『いいね』してくれてもシェアはしてくれないし、コメントも少ない……何が原因なんだろう」

 ユキは指先でキーボードを叩きながら、公開中の数本の投稿を振り返る。

  • 投稿A:「当社新商品の特長を箇条書きでまとめた告知」

  • 投稿B:「キャンペーン告知用の静止画バナーと短い説明文」

  • 投稿C:「ちょっとしたユーモアを入れたあるあるネタ」

 一部の投稿(C)は、前回の学びを活かして「共感ネタ」を織り交ぜたが、コメントこそ少し付いたものの、リツイートやシェアまでは伸びていない。「いいね」は少々増えたが、「ここからどう拡散されるの?」という疑問が頭を離れない。結局、公式アカウント自体がさほどフォロワー数を持っておらず、インフルエンサーも絡んでいない現状では、小さなコミュニティに止まりがちな気がしてならない。

「やっぱり投稿そのものが面白くないのかな……。もっと人の心を動かす要素がないと、シェアしてくれないんだろうな……」
 ユキはそう考え、画面越しに溜め息をつく。会社の上司や同僚からも「SNSはまだ全然盛り上がらないねぇ」「なんか独特のノウハウがあるのかな」と声が上がっており、プレッシャーがかかり始めている。


上司の困惑「SNSは難しいね」―ユキの焦り

 昼休み、ユキが社内食堂で軽食をとっていると、上司がトレーを持って隣に座ってきた。顔にはやや疲労の色が見える。会話の流れでSNSの話になると、上司はぽつりと呟く。

「ユキ、あのSNSキャンペーン、なかなか跳ねないな。私も何度かいいねしたけど、リツイートはしてないや……。ごめんね」

「いえいえ……上司にリツイートお願いするのも変ですし。でも、やっぱりあの程度の投稿じゃ広がりに欠けるのかな……。せっかく投稿しても“拡散される”感覚がまだつかめないんですよね」

「だよなぁ。SNSって無料で拡散力があると聞くけど、実際はそんな簡単にバズらない。みんな“面白い”と思わないとシェアしないんだろうね……。何かインパクトある企画を考えたいね」

 上司はそう言い残して席を立つ。ユキは「確かにインパクトと面白さ……」と頭を巡らせるが、どう作ればいいのかはまだ明確ではない。そこで思い浮かぶのが、家で居候しているうさぎ先生の存在―あの“耳”を持つ謎のアドバイザーに相談すれば、また新たな示唆が得られるかもしれない。


夜、アパートに帰るユキ―先生へのSOS

 その日の業務を終え、夜の街を抜けてアパートへ帰るユキ。ドアを開けると、いつものようにリビングのソファにうさぎ先生が腰掛けており、テーブルの上には複数の羊羹パッケージが散らばっている。どうやら先生は“特売”でいろんな味を買ってきたらしく、「これ、限定フレーバーなんだよ」と耳をピクつかせる。

「ただいま、先生……。さっそくなんですが、またSNSで苦戦してて……。投稿自体はちょっと工夫したんですけど、シェアされるほどの反応を得られていないんですよね。いいねは増えたんですけど、バズには遠いというか……」

 ユキは靴を脱ぎながら弱音を吐き、先生の向かいに座り込む。先生は羊羹を一切れ口にしながら、「なるほど、それなら“人がシェアしたくなる心理”をもっと深く掘り下げようか。投稿の見せ方や構成要素を最適化する必要があるんだよ」と穏やかに答える。

「やっぱり先生しかいない……。教えてください、どうすればいいんですか!」
 ユキが声を上げると、先生は「まぁまぁ、焦らなくてもいい。夜は長いから、ゆっくり羊羹を食べながら話そうか」と笑う。こうして、新たな“深夜のマーケティング講義”が始まろうとしている。


「シェアされる投稿」の心理要因を学ぶ―共感・驚き・笑い・学び「人はどうしてシェアする? 感情を揺さぶる投稿の秘密」

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