VTuberの配信スタイルやファン層の変遷
(6/2 タイトルと内容少し編集しました)
先日、いつものようにYouTubeで最近ハマっている方々の動画を見ていたときのこと。
ふと、動画がすべて「15~30分前後の動画」であることを意識してしまいました。
わたしは現在少し忙しい生活を送っており、その中で動画サイトやツイッター、こうしたSNSの使用でひと息ついているのですが、そうなるとやはり面白いポイントが数十分にまとめられていて手が出しやすい動画ばかり見てします。
現在多くのVTuberがライブ配信をメインに活動していますが、正直今のわたしには推しの配信を見るということがなかなか難しいのです。
数年前のVTube界隈は、四天王の後をみんなが手探りで進みながら界隈をつくっていっていました。
わたしはこのあとしばらく別のジャンルに浸かっていたので詳しくはわかりませんが、いつしかにじさんじ・ホロライブの2大事務所が成長していきました。黎明期ごろの四天王を中心とした人たちは基本、私が最初に挙げた一般的なYouTuberのように動画投稿をメインに活動していたと記憶しています。(ミライアカリさんばかり見ていました)
にじホロの台頭が目立ってきて、私がV界隈に戻りにじさんじをしっかりと見始めたころには既にライブ配信での活動が主流となっていました。
配信がメインである活動者を追い続けるにはある程度まとまった時間の余裕が必要であるほか、YouTubeのライブ配信のスパチャ機能は低額からでも可能なため、推しに貢ぎたい願望が大きかったり、人によりますが時間に余裕のもちやすい学生や女性のリスナーが増えてきたのかな?と思っています。
女性リスナーが増えたのは比較的最近のように感じますが、それもわたしの感覚ではかなり突然で、「昨日まで登録者5万人だと記憶していた春崎エアルさんが、気づいたらあっという間に10万人を突破していた」ということがつい最近ありました。ちょっとビビった。
SEEDsとしてデビューした元VOIZのおふたりは、正直SEEDsの中では長い間登録者が伸びていませんでした。デビュー時期やそのときの環境、成瀬さんのビジュアルといったゴタつき…等々で初動で大きく注目を浴びれなかったことが原因だと思っていますが。
しかし最近になってふたりとも10万人突破、それに伴う3Dお披露目。成瀬さんの短い動画もバズっていました。ツイッターを見ている限り2人のファンのほとんどは女性の方。他にも葛葉さん、叶さん、Voxさんといった男性ライバーの伸びが著しく、100万人を突破するライバーが増えていたり、男性グループのデビューが連続していたりするのもリスナー層の変化による影響が表れているなと感じます。
女性ファンはいわゆる「推し活」に熱心な傾向があるため、男性ライバーを積極的に売り出すことは、運営にとって大きな利益になるのでしょう。
一方、ホロライブとにじさんじの関係なんかはかなり親密になりましたが、各箱内での男性ライバーと女性ライバーの関わりは過剰に反応するリスナーが目立ちます。
私はあまり推し以外の配信を見ないのでわかりませんが、男女2人でのコラボというのは明らかに減っているように感じています。(厄介リスナー、男女カプ厨VS腐カプ厨VS百合カプ厨VS夢女子でいつも戦っている気がする。全員帰って鍵でひっそり暮らしてくれ)
私だけかもしれませんが、仲睦まじそうに男女がコラボしているのを見ると、口には出しませんが杞憂の杞憂をしてしまうことがたまにあります。若干気を張ってしまう現状、ちょっとダルい。
そして話を戻しますが、もちろん配信活動がメインであることは、より活動者側とリスナー側の距離が近くなり、お互いが楽しめるいい環境だと思います。
その一方で、少しでも日常生活が忙しくなると、推しの配信を追うことがすごく難しくなってしまうというか点もあるのです。にじさんじライバーの多くは毎日配信あるいは頻繁に配信をしており、配信のほとんどは数時間に及びます。個人の感覚にもよりますが、長時間の配信は短い動画に比べて「短い休憩時間に見る」という目的のときにハードルが高いなと感じます。長時間の中でのピンポイントの見所がわからないのもありますし、中途半端なところで視聴をやめるとムズムズしないですか…?私はします。続きが気になりすぎてしまう。
そんな中で多くのライバーおよび運営が対象とするリスナー層から自分が外れていっていることも、私にとっては配信を見て箱を応援するうえでハードルとなってしまっています。
ただ、「配信を見ない」ということは、ソシャゲの「オタクを名乗っているけどログインボーナスを受けとるくらいで、最近のストーリーはほぼ読んでいない」みたいなものです。
でも別に推しに興味がなくなっているわけではなくて、ただ配信を見ていないというだけ。でもそれって、一定数の人間には「リスナーを名乗るなニワカが」と怒られてしまう存在なのではないか?でも無理して配信を見る必要もなくないか?配信を見ていることがすべてではなくないか、配信を追った時間が愛の大きさの指標になるわけではなくないかと思うわけです。好きなもんは好き。(余談ですが、私は推しの配信でもFPS配信だけは一切見ないでやってきたけれど全然なんとかなっているし、推しだからと言わず自分に合わない配信はマジで見なくていいと思います。好きな配信見て自分らしく推していくことが1番です。)
数字的には衰えを見せず成長を続けるVTuberですが、私のように一時離脱してしまう人も少なくはないのでは、と思います。
だからといって運営にどうしてほしいみたいな話ではありません。
ただ、そういう人がいるよということを、頭の隅っこの方にしまって、少しでも覚えていただけるとちょっと有り難いです。