『管理業務主任者』を勉強して得られたこと
私はマンションの管理会社に勤めているわけでも、管理人の仕事に就いているわけでもありませんが、昨年管理業務主任者試験を受けました。
ここでは、試験勉強をして得られたことについて共有します。
受験を検討している方の参考になれば幸いです。
なぜ管理業務主任者?
将来マンションが老朽化していくとどうなるのか、漠然と不安に思っていました。
私の実家を含め、マンションに住んでいる側の話は時々聞くのですが、本当のところ、専門家はどう見ているのだろう。
でも業界に知り合いがいないので、内情を知ることはできません。
住民ではなく、経験豊富な管理人さんや管理業者なら、実はマンションの行く末がうっすら見えているのかな。。。
社会問題になりつつあるマンションの老朽化問題について、マンション管理士の勉強をすればほんの少しは様子が分かるのでは。。。と思いました。
ネットで調べてみると、マンション管理士の学習時間の目安は約500時間…
1日約3時間として半年かかるそうです…
うっ…
軽い動機にしては重すぎる…
そこで次に見つけたのが管理業務主任者。
大雑把に言うと、管理業務主任者は、マンション管理士(管理組合側の立場)とは逆の立場(管理業者側の立場)で、マンション管理の受託契約上の説明や管理状況のチェック・報告を行うのだそう。
マンション関連の法令や実務、運営、建物構造や設備に関する知識は共通で得られ、学習時間の目安は約300時間!
しかも、マンション管理士・管理業務主任者は、一方に合格していると、他方受験時に申請すると、特定の5問を免除してくれる。
どうせ勉強するならついでに資格を取りたいし、もし将来マンション管理士が欲しくなった場合でも恩恵がある!!!
という訳で、私は欲張らずに管理業務主任者1本に絞って勉強を開始しました。
ちなみに管理業務主任者・マンション管理士は試験範囲が重なっている部分が多く、ダブル受験する方が多いようです。
得られたこと
当然ですが、試験範囲の
・民法/借地借家法
・区分所有法/被災区分所有法
・不動産登記法
・宅建業法/品確法
・マンション建て替え等円滑化法
・マンション管理適正化法
・マンション標準管理規約
・建築基準法
・建築物の構造
・簿記(仕訳) etc.
の内容を知ることが出来ました。
何より良かったのはマンションの寿命を延ばす手立てや国、地方公共団体等の推進策を知れたことでした。
もし自分が将来分譲マンションを買うなら、ちゃんと規約を理解して、管理状態や修繕計画等も把握しようと思いました。
また、副産物ではありますが、法律の条文を読むのに、少しだけ抵抗がなくなりました。
もう受験しませんが、例えば宅建関係の本を読んでもおおよその内容が理解できるようになったのもメリットだと思いました。
読んでくださり、ありがとうございました。
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