その状況、どう捉える? ”IX(意識変革)”のススメ 【晋也と一也のIX道場 vol.02 イベントレポート】
2021年02月22日(火)、株式会社オカムラさんが運営するbee [ WORK MILL ] プロジェクトの一つとして開催された、
晋也と一也のIX道場 vol.2 〜意識が変わればすべてが変わる〜 白帯初級編
というセミナーに参加させていただきました。
[ゲストスピーカー]
山本晋也さん(株式会社レセオ 代表取締役 / 神戸大学 客員准教授)
誰もが持つ「天才」な部分を育て、世の中のアップグレードを目指すプラットホーム『天才バンク』の創立者
泉一也さん(株式会社場活堂 代表取締役)
「人と組織の”在り方”にイノベーションを起こす」をコンセプトに、組織の業績向上を手がけるプロジェクト『場活』の提唱者
[スピーカー兼ファシリテーター]
岡本栄理さん(株式会社オカムラ WORK MILLコミュニティーマネジャー)
そもそもIXが何かわからなかった私。白帯どころか胴着の着方も知らないよーという完全無知状態で道場の門戸を叩いたわけですが…
お三方の手ほどきを受けて、そんな私でもIXの感覚をつかむことができたので、今回は学びになった点をレポートしていきたいと思います!
「 IX 」 = Ishiki Transformation(意識改革)
IXってなんだろう?
というのがまず浮かぶ疑問だと思います。
「ITの浸透で人々の生活をより良くすること」を意味する DX (Digital Transformation) は近年話題になっていますが、晋也さんと一也さんからすると改革すべきなのはデジタルの前にまず意識やろ!とのこと。
人生に悩みはつきものです。
しかし、自分にとっては重大な問題も、客観視してみるとなんてことなかったりします。このように、問題解決の難易度は捉え方次第で大きく変わります。
自分の中で凝り固まった意識をぐるっと変えて、置かれた状況に対する視点を工夫してみる。すると、思わぬところに解決の糸口が見つかることがあります。これがIXです。
新型コロナの感染拡大によって、昨年は世界中の人々が厳しい現実に苦しめられました。多くの人が不安を抱える今こそ、IXが必要だとお二人はおっしゃいます。
今回のセミナーでは、お二人が自分の中でどのようにIXを行なっているのか、また視聴者から寄せられた悩みの種をIXするという実践を踏まえながら、初心者にもわかりやすく解説していただきました。
「僕の人生には伝説しか起こらない」 !?
まだピンとこない、少し難しいなと思った方のために晋也さんのとってもユニークな人生観を例に挙げさせて頂き、IXの極意をご紹介します。
晋也さんは普段から、「僕の人生には伝説しか起こらない」と思って生きているそうです。(!)
これはめちゃくちゃ大胆な考え方だ〜!!とつい驚いてしまったのですが、そこからこういう考えにつなげることができます↓
敵(困難)が迫ってくる
↓
【IX】だけどこれもいつか伝説になる!と思い込む
↓
どうなろうと結果倒せる(解決できる)
↓
じゃあ大丈夫だ!
何か問題が起こった時、つい、どうしよう!?と慌ててしまいますよね。
ここで、思い切って意識を変える、IXの出番です。
伝説しか起こらないということは、その敵は必ず撃退できるということです。
根拠はなくとも「大丈夫」という意識を持っておくことは自分の安心につながります。問題と対峙した際、マイナスの可能性を挙げていればキリがありません。そして、そのマイナス点に気がつけばつくほどリスクを恐れて行動に移すのが難しくなってしまいます。
問題解決のためには行動しなければ何も始まりません。自分で身動きが取りやすい状況を作るために、いい意味で物事を都合よく判断できる力はとても重要です。
”嫌い!”の先にある”好き”をキャッチ
自分の好きなことってなんだろう。本当にやりたいことはなんだろう。
これから進路を決めていく学生はもちろん、社会人になってからもこうした悩みを抱える人は多いといいます。
こんなに色々な業界や職業であふれている世界で、自分が本当に好きなことを見つけるのはとても難しいです。とりあえず手当たり次第色々なことに挑戦してみる、とはいっても手がかりがなさすぎてよくわからない!
こうして行き詰まった時こそ、IX。
いきなり「好き」を見つけるのが難しいなら、「嫌い」にフォーカスしてみよう!と一也さんはおっしゃいます。
「嫌い」というはっきりした気持ちを捉えるのが難しいなら、「興味がない」でもOK。
・自分はその物事のどういう点に違和感やつまらなさを感じているのか
・それがどう変化すれば楽しい、好きだと思えるか?
を考えてみます。
マイナス感情から見えてくる自分の価値観を分析し、逆転させて「好き」を見つける方法です。
興味がないものに興味を持てないのは当たり前。逆に、興味が持てないという気持ちに興味を持ってみることが大切なのだそうです!「嫌い」という感情や、現状への不満もIXによって自己分析のヒントに変えることができるのですね!
私の学び
今回のセミナーに参加して、物事を多面的に見る大切さを学びました。
IXをすることは最初はとても難しいと思います。今までの考え方とのズレから「そうは言ったって」「現実的に言えば」と頭の中でいろんな葛藤が生まれるかもしれません。
ですが、そのように自分の中で議論する状況が、また新しい発想の手掛かりになる可能性は高いです。八方塞がりだと諦めたり、終わりのないマイナス思考に時間を割くよりは前へ進めるはずです。
また、「これは捉え方次第で何とかなるやつだ!」ということを知っているだけで一歩を踏み出す原動力になると感じました。
これから、今回の学びを生かしつつIXを極めていきたいと思います。
目指せ黒帯!
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関西大学 社会学部メディア専攻 松下ゼミ
永石愛真
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