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足裏ケアで変わる全身バランスについて

 KINMAQ整体院 本八幡駅前院、院長の倉田です!

日頃、首や肩のこり、腰の疲れといった不調を意識する方は多いと思いますが、今日は少し目線を変えて「足裏ケア」について考えてみませんか。

足裏には身体を支えるために重要なアーチ構造があり、このアーチがしっかりと機能していることで、歩行時や立位のときに受ける衝撃をやわらげる働きが期待できます。

しかし、運動不足や加齢などによって足裏の筋力が衰えたり、合わない靴を履き続けたりすると、アーチが崩れてしまい、足裏のトラブルはもちろん、ひざや腰、骨盤など全身のバランスに影響を及ぼすこともあるのです。

特に、足裏の筋肉が弱まると偏平足や外反母趾などを引き起こすリスクが高まり、結果として姿勢が乱れたり、歩くたびに負担がかかる部位に痛みを感じやすくなったりするケースが見られます。

こうした足裏の不安定さは、実は首や肩のこりとも関連しているといわれるほど、身体全体のバランスに深く関わっているのです。

そこで、まずは自宅で簡単にできる足裏ケアから始めてみましょう。

たとえば、テニスボールやゴルフボールを床に置き、足裏でコロコロと転がすだけでも、足裏の筋肉や筋膜が刺激され、血行が良くなると同時にアーチが整いやすくなります。

また、指の股をほぐすようにマッサージするのも効果的です。お風呂上がりなど身体が温まっているタイミングで行うと、より筋肉が緩みやすいでしょう。

さらに、素足になって室内を歩くのも、足の指を使ってしっかり踏ん張る練習になるためおすすめです。

現代は靴やスリッパを履いた状態が多く、足の指を存分に使う機会が少なくなりがちですが、たまに安全を確保したうえで素足で過ごす時間を作ると、自然に足裏の感覚や筋力が鍛えられます。

ただし、痛みを感じるほど無理して歩く必要はありません。あくまで気持ちよく感じる範囲で行ってみてください。

もし、立ち姿や歩き方がどうもしっくりこない、足裏の疲れやトラブルがなかなか改善しないといったお悩みがある場合は、靴の見直しも大切です。

足のサイズや幅、甲の高さに合ったものを選び、定期的にソールのすり減り具合を確認しましょう。

かかとの外側ばかりが減っている場合は、重心の偏りや歩き方のクセがあるかもしれません。

そうしたクセを放置すると、足首、ひざ、腰へと負担が連鎖的にかかり続けることもあるため、早めに対処しておくと将来的なリスクを減らせる可能性があります。

足裏ケアは一見地味に思えるかもしれませんが、立つ・歩くといった日常動作を支える重要な要素です。

コリや痛みが「身体の上半身ばかりに出ている」という方こそ、一度足元を見直してみてはいかがでしょうか。

足裏の状態が変わると、全身のバランスや疲れにくさも変わってくるかもしれません。

日々のちょっとしたケアや意識の積み重ねが、長い目で見て大きな違いを生み出すことがあります。

ぜひ今日から、足裏を丁寧にケアする習慣を取り入れてみてください。

皆さまの健康づくりに少しでもお役に立てれば幸いです。