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Mリーグ前半戦が終わって「予想」の答え合わせ

【下位争いはそこそこ的中】

 12月23日の「大和証券Mリーグ」が終了し、いったん年末年始のオフに入るので、ここで「総括」をしてくれと、カネポンこと金本晃「近代麻雀」編集長からLINEがきた。
 いやいやいや、私が総括などできるわけがない。そんな大それたことは無理なのだが、7月13日にこのnoteで行った順位予想の答え合わせの中間発表的なものをやってもいいのではないかと、そう思った。
 

 
 まず私は下位3チームを以下のように予想した。
 
6位 TEAM RAIDEN/雷電
7位 赤坂ドリブンズ
8位 EX風林火山

 ファイナルに進出できなかったらレギュレーション適用となる「地獄の3チーム」がこぞって下位になると思ったからだ。
 だが、実際は以下のようになっている。

 6位に予想した雷電が5位で、7位に予想した赤坂ドリブンズが最下位と、それぞれ1着順違いだ。しかし、最下位に予想したEX風林火山は2位と大きく外れている。
 風林火山についての予想が外れた理由は、勝又健志、松ヶ瀬隆弥の2人の精神力の凄さを私が見誤っていたことにつきる。
 もちろん人間だから好不調の波はあるにせよ、麻雀にブレが生じるようなヤワな2人ではなかったのだ。
 安定感のある格闘家などはおおむね「体幹」が強く、攻めても守っても軸がブレないのだが、勝又と松ヶ瀬の二人は「精神幹」みたいなのがぶっといのだろう。

 ただ「誰か1人クビ」というレギュレーションから逃れるには「セミファイナル」ではなく「ファイナル」進出が条件だ。
 7位と8位が確定した後、6チームを4チームにする際に、再びプレッシャーがかかってくる。
 たとえば現時点のポイントでセミファイルを迎えると以下のようになる。

1位 ABEMAS 173.8
2位 風林火山 116.2
3位 麻雀格闘倶楽部 93.9
4位 Pirates 52.6
5位 雷電 -5.2
6位 サクラナイツ -79.0

 
 ポイントをすべて半分にすると、ガラっと印象が変わる。
 それでも「精神幹モンスター」2体はビクともしないかもしれないが、二階堂姉妹は人間の延長線上にある存在なので、少しはシビれながら戦うことになると思われる。

【フェニックスの誤算】

 最終的な順位について、私は以下のように予想した。

優勝 TEAM RAIDEN/雷電
2位 セガサミーフェニックス
3位 渋谷ABEMAS
4位 KONAMI麻雀格闘倶楽部

5位 U-NEXT Pirates
6位 KADOKAWAサクラナイツ

 
 フェニックスだけ大きく外れているが、他はかなり近いところをついているように見える。
 シーズン前の予想の時も書いたが、私の予想の軸は「レギュラーシーズン6位のチームが優勝する」というものだ。そしてそれが雷電であり、初優勝につながると今でも思っている。
 したがって中間発表においても予想の変更はしない。「7月に予想した通りになる」という姿勢で突っ張ってみようと思う。

 私の予想が当たるためにはフェニックスの巻き返しが必要なのだが、誤算は大黒柱の近藤誠一の不振だろう。

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