若手プロに知ってもらいたいこと Mリーグで鈴木優がとった行動の是非
【議論の余地があるか】
Mリーグで鈴木優プロが黒沢咲プロの少牌を阻止した件について皆さんはどう思いますか?
11月7日の「大和証券Mリーグ」1回戦目の南4局2本場のことでした。0本場1本場と連荘し、トップ目鈴木たろうプロを追い上げていた黒沢さんですが、2本場の配牌を開けた後、第1ツモをせずに打牌をしようとしてしまいます。
黒沢さんの右手が、手牌の左端の7ソーに伸びた時、下家の鈴木優さんの手が画面右端からにょきっと出てきました。
その指摘に気づいた黒沢さんは、頭を下げて第1ツモを持ってきて事なきを得ます。
これに対してファンの皆さんから、賞賛のコメントやツイートが数多く発せられました。
それはそうですよね。普通に考えたら自分や自チームに不利になる行為なのに、優さんはフェアプレー精神にのっとって指摘してあげたわけですから。
この行為の素晴らしい点は「ちゃんと教えた」こともそうですが、その前段階として「ちゃんと気づいていた」ことです。
「そんなのプロなんだから気づくでしょ」と思われるかもしれませんが、プロの試合中だからこそ気づかないんですよ、実際は。
たとえば、お店やイベントで一般の方と打っている時は「もしかしたら一般の方が失敗するかもしれない」と思って、色々目配せするものですが、いざプロ同士の試合となったら「相手がミスっても相手の責任」という気持ちがどこかにありますし、そんなことを気にするぐらいなら別のことに脳や心のリソースを割きたいと考えるのが普通のプレーヤーです。
そういう意味でも、優さんは偉いなあと思いました。
というわけで、この話はここで終わりにできそうなのですが、ネット上には様々な意見がありました。
たとえば「これがシーズン終盤で優勝がかかってても同じように指摘できるのか」というもの。
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