プロ雀士に個人スポンサーをつけてもいいの?
【交通整理が難しい】
ダメなわけはない。いいに決まっている。
「広告」というものは世の中に「商品」として存在していて、それを個人が「販売」しても問題はない。
ただし、どんな商売もそうだが、やり方を間違えると残念な結果になる可能性がある。
プロ麻雀団体は会社でもなければタレント事務所でもない。競技麻雀をやるために集まって自主運営しているだけだ。それだけならシンプルで、個人スポンサーは自己責任でバンバンつけて、やり方を間違えたらその個人が自分でケツを拭けばいい。
だが、面倒なことに、プロ団体は事業に手を出していたりもする。
私が所属する日本プロ麻雀連盟では、スタジオ運営、動画配信チャンネル運営、道場の経営、ゲーム会社との契約、インターネット麻雀サイトの運営など、そこそこ手広くやっている。この事業のいくつかに「スポンサー的な契約」があるので、それとぶつかった時がかなり面倒だ。
ものすごく分かりやすい例で言うと、たとえばプロ団体がAという麻雀ゲームと契約していて、所属選手の内10名がBというゲーム会社から個人的にスポンサードされていたとしよう。
普通はその10名はAのゲームとは契約できない。
ここまで分かりやすい競合であれば個人でも判断はできるだろう。ただ、お互いが水面下で動いていて、水から顔を出したタイミングがかぶったら最悪である。
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