篠原冴美と2ショットで金銭請求はおかしいか
【年末年始に面倒くさいことさせるな】
正月、目が覚めたらLINEの通知がたくさんきていて、ほぼすべてが新年の挨拶だったのだが、1件だけ「X」のURLが張り付けられているものがあった。
カネポンこと金本晃「近代麻雀」編集長からのもので、その後に「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします! これについて書いて欲しいです」と続いた。
正月早々これである。
2024年もカネポンはカネポンだし、麻雀界は麻雀界だ。
張り付けられていたのはこちらのポストで、2023年の「麻雀最強戦」および「近代麻雀」を盛り上げてくれた篠原冴美プロによるものだ。
篠原さんが冒頭から「新年早々とても悲しい」と言っているのは「あまり言いたいことではないし、正月だし。でも、言わないと言われっぱなしで、自分の名誉は傷つけられたままになるし。ご丁寧にハッシュタグまでつけられて、しかも私の画像まで載せられて。言いたくないけど早めに言うしかない」という気持ちからだろう。
本心は、もっとボロクソ言いたいのだと思う。引用元のポストには明らかに「悪意」があるからだ。
だが、立場上それができない。
どれだけ相手が間違っていても、できるだけ優しく、できるだけ丁寧な言葉を使い、できるだけ相手が傷つかないように話さなければならない。
だからといって、その相手は悪くないとは言えない。明らかに悪い点があるから、それを正したくて言っているのだから、その軸はブレさせられない。
正直、面倒くさい。
でも、そういう仕事だから仕方なしにやっているのである。
篠原さんは最後に「でもお友達さんも悲しかったのかな。せっかくファンになってくれたのに。有料でがっかりさせてしまいごめんなさい」と結んでいるが、本当、謝る必要は全然ない。
もちろん、謝った相手は引用元のポスト主ではなく、その人の「友人」である。その「友人」はもしかしたら「写真撮って欲しいと言ったら1,000円取られたわ」という「世間話」をしただけかもしれない。篠原さんを責めるつもりはなくて、ただ事実を言って「自分にはその1,000円が予算的には痛かった」という話をしただけかもしれない。それを勝手に引用元ポスト主が「怒り」に変えて全世界に向けて、 #篠原冴美 とハッシュタグをつけて発信した。そういう可能性があるから、篠原さんは、あくまでもお友達に対して「ごめんなさい」と言ったのであろう。
【クレーマーが値段を上げさせる】
篠原さんが写真撮影を有料としているのは、所属事務所の判断だ。
現状、他のプロ雀士は無料にしていることの方が多いようだが、こういった「クレーム」が増えるたびに、徐々に「料金」は上がっていく。
物の値段の付け方には、大まかに分けて2パターンがある。
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