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伊達朱里紗は高性能AIエンジンを積んで超ハイオクB型ガソリンで爆走する

文・黒木真生

【いきなり会長】

 今朝(2021年11月19日)、Twitterの私のタイムラインを賑わせたのは「大谷翔平満票でMVP」と「伊達朱里紗10万点越え」だった。
 もちろん、メジャーリーグベースボールと、まだ始まったばかりのMリーグとを比較するのは無理があるかもしれないが、私のTwitterではむしろ伊達さんの話題の方が多いのだから仕方がない。
 そしてさらにひんしゅくを買うかもしれないが、ここで私が思うのは「B型ってすごいよなー」ということなのである。

 大谷選手はイチローさん以来日本人としては2人目のMVP獲得なのだが、そのイチローさんもB型。初めて打者としてメジャーにいったのはイチローさんだが、その前に投手として行ったのが野茂英雄さんでB型。

 長嶋茂雄さんと野村克也さんの2大「ホームスチール好き」もB型。

 今年、阪神タイガースで最も観客をワクワクさせた「心の新人王(まだワンチャン本当の新人王あり得るけど)」佐藤輝明もB型。

 いや、そんなのお前が勝手にB型をピックアップしてるだけじゃん! と思われるかもしれないのだが、それでも「出てきていきなり大活躍できる」という特性がB型の人にはあるのだと、私は信じているのだ。

 2018年の秋ごろ、CSのチャンネル「MONDOTV」のお正月特番「麻雀BATTLE ROYAL 2019」の収録があった。
 ここに、麻雀最強戦MCでおなじみの小山剛志さん率いる「声優チーム」の一員として出場していたのが伊達さんだった。

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左から山本和臣・小山剛志・植田佳奈・伊達朱里紗


 この時点では普通の声優さんだったのだが、実は日本プロ麻雀連盟を受験すると聞いていた。
 
 自分の試合がない時はステージ上の大スクリーンの前でチームごとに観戦するのだが、ふと見ると、隣の「名人戦チーム」の森山茂和プロと伊達さんがめっちゃ喋っている。

カットアウト森山茂和


 これから自分が受験するプロ連盟の会長がいて、ご挨拶したりするのは常識だが、それにしてはずっとしゃべっている。そんなしゃべることあるん? というぐらいにしゃべっている。

 ハハーン。読めたぞ。伊達さんは顔がA型っぽい。たぶんA型で、会長にご挨拶したら話が長くなってしまって、自分から話を打ち切ることができず、ずっと話の渦に飲み込まれているんだな。会長の話は長いっていうか、話がループするから大変なんだよな。
 
 そんな風に思っていたが、どうも違う。むしろ伊達さんがグイグイ行っているようなのだ。伊達さんが、かなり身を乗り出して話しかけている。
 
 ハハーン。これはあれだな。伊達さんは実はO型で、これから自分が入る組織のトップに媚を売って、顔と名前を印象づけて、有利なポジションを築こうとしているんだな。なるほど、O型らしい、策士だ。

 その試合が終わって森山さんに聞くと「ああ、あの子よく話しかけてきてさ、麻雀の質問すごいしてくるから教えてあげてたんだよね。え? 連盟受けるの? へー」と言う。
 いやいや、それ言わなかったんかい。
 普通、今度連盟受験しますとか言うでしょ。

 ハハーン。これはB型だな。伊達さんは打算とか関係なく、ただ麻雀の話をしたかっただけで、たまたま隣にいたのが会長だったということか。

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 私はすぐネットで伊達さんの血液型を調べたが、やはりB型だった。

【オクタゴンで覚醒】

 実は私は伊達さんとあまり話したことがないので、この原稿のために朝から電話取材をさせてもらった。

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