私のチョンボ録
【リーチ代走でチョンボ】
私は大学1年生の頃は大宮に住んでいて「普通に麻雀を打つ」ぐらいだったが、西武新宿線の上井草に引っ越してからは「毎日10半荘以上を年間300日以上打つ」という異常な学生になっていた。
それを「麻雀企画集団バビロン」に入るまで、5年も続けていたのだから、その時期だけで15,000半荘ぐらい打っていたことになる。
当然、それだけやっていれば「チョンボ」だってする。
初めてやったチョンボは高校生の時だった。まだ初心者なのに建築会社のオッサンたちと三人麻雀を打たされていて、完全先付けルールを理解していなくて片アガリの手でアガってしまいチョンボになった。
次は大学に入ってからで、歌舞伎町の「ニューごらく」という雀荘で働いていて誤ロンをした。
お客さんがトイレに入るための「リーチ代走」として卓に入った時の出来事だ。
待ちは普通のリャンメンだった。
が、その卓にいたお客さんがよく喋る人で、ずっと冗談を言っていた。
私はずっとゲラゲラ笑っていて、その人が無造作に切った牌に「ロン」と言ってしまったのだが、それは隣の牌だった。
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