若手プロに知ってもらいたいこと どのような人材が求められるか?
【静岡での講義】
1月の14日に日本プロ麻雀連盟の静岡支部に呼ばれて行ってきました。支部員たちに対して「講義」をしてほしいというリクエストが、中寿文(なか・ひさふみ)支部長代行よりあったからです。
中さんが言うには「東京にいる人には情報が入りやすいが、地方にいると入ってこない。かりに入ってきたとしても、それが本当なのかガセネタなのか真贋を見抜くのが難しい」とのことでした。
これだけ情報のやり取りが簡単になった時代に、そんな江戸時代みたいなことがあるのかと思うかもしれませんが、いまだに「変な噂」はじゃんじゃん流れます。もちろん、東京でも流れますが、地方の場合はもっと尾ひれがついて「めっちゃ変な噂」になっているのかもしれません。
そもそも、私がこのnoteを始めたのは「麻雀界に広がるガセネタを何とかしたい」というモチベーションがあったからです。
だから中さんからのオファーは嬉しくて「待ってました」という気持ちで即OKしました。
noteは業界内の人だけでなく、不特定多数の一般ファンの方にも読まれる前提で書かねばなりません。
したがって、具体的な話が書けない場合も結構あるんです。個人攻撃にならないように配慮したり、名誉棄損にならないように気をつけて書かねばなりません。当たり前ですが「話して良い範囲でしか話せない」のです。
ところが、支部員だけのクローズドな環境で話すのであれば、もう少し踏み込んだ内容を伝えることができます。
だから嬉しかったのです。
過去の経験上、こちらが話すばかりになると思ったので、事前に質問を募集してもらうようにしました。さらに「皆さんが僕に聞きづらそうなことが、一番、僕としては聞いてほしいことかもしれません。とにかく、遠慮なく聞いてほしいというか、気になっていることはズバズバ聞いてもらった方が、僕としては有難いってことです」と「タブーはありませんよ」というメッセージを送りました。
その結果集まった質問の中から、このnoteで取り上げても大丈夫なものを何回かに分けて紹介したいと思います。
第1回は、オーソドックスですが「これからの連盟に求められるのは、どのような人材でしょうか?」というものです。
【1位と2位は?】
この質問の「連盟」の部分は「プロ雀士」に置き換えて良いかもしれません。多分ですが、どの団体でも、求められる人は同じだと思います。
以下、私が静岡支部の人たちに話したことをまとめます。
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