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ポンの声が聞こえなかっただけでチョンボで炎上した蒼山五段


2023年5月14日 約110万回表示

■炎上度 ★★★★★

■概要

タイトル戦で相手の「ポン」の声が聞こえず、自分のツモ番だと思ってツモって捨ててしまった選手がチョンボという裁定を下された。彼はそのことを不満気にSNSで発信し、多くの麻雀ファンの議論を呼んで炎上することとなった。

【1巡目の悲劇】

 日本プロ麻雀連盟が主催する「十段戦蒼山秀佑」というタイトル戦の四段戦で事件が起きた。
 その事件について、当事者のプロがSNSに以下の文章を掲載した。

蒼山十段物語終了。
2連勝して迎えた3半荘目に公式戦初のチョンボをしてしまい、そこからずるずると行って負けてしまいました。
チョンボの内容自体は防ぐことのできないものだったので仕方ないです。
まだまだメンタルが弱いですね。
鍛え直します。

チョンボの内容なのですが、僕視点で上家の打牌に下家がポンをし、その声が全く聞こえずツモって打牌。
下家が、いや、ポンなんですけど?ってなって???状態に。
他2人は聞こえていたということでチョンボの裁定でした。
モーションもなければ、声も聞こえなかったので全く防げないって感じです。

 これだけだと分かりづらいと思うので、詳しく状況を説明する。

東家 森岡貞臣
南家 ダニーモレノ
西家 蒼山秀佑
北家 高村龍一

 この席順で、南家ダニーの第一打を高村がポンした。が「ポン」と言っただけで動かず、その発声が聞こえなかった蒼山がツモって捨ててしまったということである。
 それでチョンボになりマイナス20ポイント。これは日本プロ麻雀連盟公式ルールではラス1回分ぐらいのマイナスとなる。
 ちょっと可哀想な気もするが仕方がない。現状のルールだとそういう裁定にしかならないのである。
 1巡目で撹拌の音がうるさかったという事情もあったし、全員がマスクを着用していたことも関係しているだろう。でも、競技的には悪いのは蒼山になってしまう。
 しつこいようだが、この結論は変わらない。
 その上で、である。
 ちょっと気になったのは、高村の「理牌しながらの発声だった事もあり止めに行くのが遅れてしまった」という試合後のコメントである。

この記事は7月1日発売の「麻雀界炎上事件簿」に収録する予定です
noteで購入すると400円と少し高いですが、定期購読(月980円)なら今月の記事はすべて無料で読めます
また、7月1日発売の書籍は1,500円ぐらいになりそうです。
今後も少しずつ発表していきます

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