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Vtuberをプロにしていいのか?

【Vtuberはタイガーマスク?】


 日本プロ麻雀協会がVtuberのためのプロテストを開催することを発表した。

 正直「先を越された」と思った。

 Vtuberとは「Virtual Youtuber(バーチャルユーチューバー)」の略で、3Dのアニメーション的な「像」が「本体」となって動画を配信し、しゃべり、時に歌ったりするものである。

 普通のアニメキャラはあくまでもアニメのキャラクターであり、声優は誰が担当しているだの、漫画家の誰が描いた作品だのと「これは複数の仕事人たちによって作られた商品です」という前提で楽しむものだ。だが、Vtuberは違う。完全に「その人の化身」であり、声は誰だとか、誰が描いたものだとか、そういう野暮なことは言わないのだ。

 以前、麻雀最強戦にもVtuberが出演したことがあった。最強戦の会場から配信し、その時の選手の皆さんに共演していただいた。

 森山茂和会長や沢崎誠プロも出てくれたが、彼らにVtuberという「概念」を説明するのは大変だった。

 しょうがないので「タイガーマスクみたいなもんです。絶対に正体をバラしちゃだめなんで、横にいる人がどんな感じの人だとか、絶対に言わないでください。ていうか、横に人がいるってことも言わないでください」と注意した。

  会長は「初代タイガーは佐山さんだからな。佐山さん元気かな。二代目は三沢だっけ?」とか言っていて、人の話を聞いてるのか不安だったが、とりあえずその時は大丈夫だった。

【某Vtuberプロ連盟入りの話】

 実はあるVtuberさんにプロ連盟入りの話を持ち掛けていた時期があった。

 その方は人気と知名度があり、麻雀もしっかりしていたので、テストも合格できるだろうと思っていた。

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