答えてメカバビィ!? 裁判員裁判の結果は?
麻雀裁判長:メカバビィ
※バビィこと馬場裕一がメカ化したような外見の、AIのような頭脳を備えたロボット。
麻雀弁護士:カネポン
※「近代麻雀」編集長・金本晃
麻雀検事:黒木
※日本プロ麻雀連盟理事
【親のアガリを認められるのか?】
カネポン:前回の続きですが、もう一度おさらいしましょうか。
南家が⑤ピンを切ったら西家がポンをした。
本来なら西家はさらした牌の左側の⑤ピンを横にしなければならないのに、間違えて真ん中を横にした。そのことには誰も気づかなかった。そしてそれが、悲劇の幕開けだった。
その後10巡ぐらい経過して東家からリーチが入った。
北家は、西家の⑤ピンのポンの形を見て「スジだな」と思い⑧ピンを切った。
すると、親が一発で「ロン」。待ちは⑤⑧ピンだった。
北家「それフリテンですよ」
東家「いや、俺は⑤ピン切ってないし」
南家「⑤ピンを切ったのは僕ですよ」
西家「そうでした。すみません、そうでした」
東家「って言ったってなあ。これ、どうすんの?」
黒木:競技麻雀的な考え方で裁くと、これは「現状優先」で親のフリテンチョンボになるんですよね。
カネポン:ただ、普通の巷の麻雀でこの裁定はどうなの? という考え方もあるので、メカバビィ裁判長が「民意を問う」ということで、以下のポストをされました。
メカバビィ:その結果、多くのご意見をいただきました。まずは「①親のアガリ」派のみなさん。最高位戦日本プロ麻雀協会の今村順平プロ、日本プロ麻雀連盟の梅中悠介プロが答えてくださいました。
メカバビィ:これ以外にも約3名の方が同じような考えを表明されました。そして「②親のチョンボ」派は以下の皆さん。
メカバビィ:引用はこの2件だったのですが、それ以外にも約10名の方がこの意見に賛成でした。最後に「③西家のチョンボ」は引用がなく、5名の方がそれに近い考えを表明されました。
黒木:「競技大会ならこうあるべき」「普通の麻雀ならこうあるべき」と分けて答えた方はいなかったんですね。
メカバビィ:はい。まあでも、ニュアンスで分かる部分はありました。
黒木:かなり進化したAI。
カネポン:これを数字だけで片付けちゃうと、競技会だけでなく、普通の遊びの麻雀も親のチョンボになっちゃうじゃないですか。そんなのイヤだなあ。実際には親のアガリだっていうのを他の人も分かっているのに、逆にチョンボになるっていうのはあんまりですよ。
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