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若手プロに知ってもらいたいこと スケジュールの取り方

【案件の相談て何】

 スケジュールの話を書こうとしたのですが。先日「案件の相談がありまして」というメールの冒頭の文章を見てビックリしました。
 初めて会話する相手から「案件」と言われても何の案件なのか分かりません。
 で、また最近変な言葉が流行っているのかなと調べてみたら「SNSにおける企業案件の略」というのがウィキペディアにありました。
 まあ、SNSで使う分には自由ですが、ビジネスの依頼メールにこの意味で「案件」とだけ書くのはかなり非常識です。それだけで相手のことを信用できなくなってしまいます。
 せめて省略するなら「案件」の方であって、たとえば「広告(案件)についてご相談が」とか「タイアップ(案件)についてご相談が」の方がまだ意味が分かるだけマシです。
 まるで「イーシャンテン」のことを「シャンテン」と略してしまうような気持ち悪さがあります。それって1センチのこと「センチ」って言ってるのと同じやで、と突っ込みたくなりますよね。
 あまり堅苦しいビジネスマナーは好きではないのですが、明らかに意味がおかしいとか、言葉の本来の意味を無視しているようなのは、その人の「知性」を疑われてしまうので気を付けましょう。
 今回のメインテーマの「スケジュール調整」についても同じです。「スケジュール調整」のやりとり一つとっても「その人の知性」や「気遣い」が見えてしまいますので、気を付けたいところです。

【あなたはどちら派?】

 皆さんが誰かに用事があって会いたい時に、スケジュールの合わせ方を間違えてはいないでしょうか。
 たとえば私と会って打ち合わせがしたいとしましょう。
 そうなったら、どのように連絡するのが正解でしょうか?

①黒木の都合に合わせますと言う

②自分の都合を知らせて黒木に選ばせる

 大まかに分けるとこの2パターンになると思いますが、皆さんは普段、どちらの方法でスケジュールを合わせていますか?
 世間のビジネスマナーについては、私はまったく分かりませんが、長年の経験上「答えは絶対にこちら」と自信を持って言えます。

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