ケネス徳田伝説 家庭での徳田
【床屋に行かない】
ケネス徳田の妻・ヨメス徳田こと片倉まちプロから新たな「徳田伝説」を仕入れた。
前に書いたと思うが、徳田は理髪店や美容院に行ったことがない。それは結婚してからも継続中だ。
結婚してからは奥さんが切ってあげてんの?
夏目坂スタジオのマシンルームで片倉さんに聞いた。
「いえ、切らせてくれないんです。しかも鏡を見ないで適当に切るんで危なくてしょうがないし。あと後ろはどうやって切ると思いますか?」
しらん。
「こうやって仰向けに寝て、後頭部にはさみを入れてジャキジャキ切るんです」
みんなが笑う中、徳田はうつむき加減になって恥ずかしそうにしていた。
何かあると尻を丸出しにしたり、履いていた靴下を脱いで女子プロの鼻先に持って行くような男が、なぜこの話で恥ずかしがるのだろうか。
羞恥心のスイッチが壊れているとしか思えなかった。
自分で切った髪がむちゃくちゃ虎刈りで、寝癖がついているような状態になっていても平気なのに。
【アバウトにやる】
髭をそる時も鏡は見ない。手触りの感覚を頼りにそるのだが、必ずそり残しがある。片倉さんによると、左手で確認するので、だいたいあごの右下にそり残しがあるそうだ。
家でパスタをゆでる時は、量らないで大量に放り込み、食べきれなかった分を棄てる。
なぜ量らないの? もったいないじゃない? と言うと、逃げる。
家で仕事をしていると、必ず猫がパソコンの上に乗っかってくる。
徳田はノートパソコンしか使わないのだが、そのキーボード部分に猫が乗っかるのだ。
それでも徳田は動じない。
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