プロ麻雀界近代史 日本プロ麻雀協会が変わった日
【土井泰昭の失脚】
2005年に発足した「東京六大学麻雀リーグ戦」だが、その準備をやっている頃、梶本琢程さんが日本プロ麻雀協会を辞めた。
「別冊近代麻雀」が事実上の廃刊となってから、麻雀博物館での仕事が少しずつ忙しくなり「六大学」も梶本さんがリーダーシップを取ってやらなければならないポジションだったので、打ち手としてのプロ活動には見切りをつけたのだった。
梶本さんの動きとは無関係なのだが、ちょうどその頃、プロ協会では大変なことが起きようとしていた。
梶本さんがプロ協会を辞めてしまい、長村大もすでに「麻雀企画集団バビロン」とプロ協会をやめていたので、細かい情報がなかったが、不穏な空気は伝わってきていた。
プロ協会を作った張本人である土井泰昭さんが、会員たちから進退を問われ始めていたのである。
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