若手プロに知ってもらいたいこと　好かれるプロと嫌われるプロ雀士の差は？

【プロ団体とは何か】

　これも日本プロ麻雀連盟静岡支部における講義の際にあった質問の1つです。
　あまりにもストレートな質問ですが、私が「そういうのを遠慮なく聞いてください」と言ったので、こういった生々しいものがきたのでしょう。
　
　「誰に」というのがなかったので明確ではありませんが、この時は「ファン」ではなく「業界内」「団体上層部」「マスコミ関係者」から「好かれる」または「嫌われる」のはどういうプロ雀士か、という話をしました。

　今回は「業界内」に絞りますが、つまり「仲間からどう思われるか」ということですよね。
　「仲間」だと漠然としすぎているので「プロ団体の意義」という観点から話すのが分かりやすいかもしれません。
　プロ団体って、なんのためにあるのか？
　1つは、公式戦を行うためのまとまりです。が、これだけなら主催者さえ存在していれば、プロ団体を作る必要はありません。大昔、竹書房が最高位戦を運営していたように、個々の選手がそれぞれ自由に参加するだけで成立するのです。
　なのになぜ「団体」にするか。