Mリーグで瀬戸熊直樹プロがとった行動と「競技麻雀」について
【4人でやるからこそ】
1月16日の「大和証券Mリーグ」での「TEAM RAIDEN / 雷電」瀬戸熊直樹選手のフェアプレーを賞賛する声がSNS上で多く見られた。
https://twitter.com/SanjouTohru/status/1614933695105990660?t=kIOOV5OOE42Nvqwu-thegQ&s=06
私の感想は「さすが瀬戸熊さん」で終わったのだが、カネポンこと金本晃編集長は違った。
「またnoteで書いてください! 鈴木優さんの時は売れたので、今回も売れますよ絶対!」
と言ってきた。
前に書いたのはこれだが、この時は少しだけ批判的な意見もあった。「もっと大事な場面でも同じことができるのか」という問いかけもあった。だが、今回は、ほぼ100%瀬戸熊さんを賞賛するものだった。
とても良い傾向だと私は思う。
だからこそ、もう書く必要はないと思った。鈴木さんの時に私なりの意見を書いた。そう言い返したのだが「そこを何とか!」と言ってくる。
あのなあ。
書かない理由をカネポンに説明しようかと思ったが、そうこうしている内に「書くべきネタ」が生まれていった。
ひとつは「こういうことがあると、なぜ批判する人がいるのでしょう?」というカネポンの疑問だ。
今回はあまり批判的な意見を見なかったが、確かに「敵に教えるべきではない」という人もいるだろう。もし麻雀が正真正銘の「競技だ」というのであれば、確かに敵に教えるのはおかしいかもしれない。
カネポンは私の答えには興味を示さず、次の質問をしてきた。
「野球やサッカーでそういうシーンをあまり見ないのに、なぜ麻雀では起こるのでしょうか?」
と言う。
それは「4人でやっているから」である。
1対1なら、相手が間違えれば100%自分の得になるので、わざわざお節介なことはしない。だから麻雀が1対1のゲームであれば「相手が少牌しそうなら放っておくべきだ」という意見が強くなるだろう。教えてあげるのは紳士的だが、勝負師としては甘いと言われてしまいかねない。
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