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菅原千瑛が三暗刻に受けなかっただけで炎上

2023年10月6日 約80万回表示
 

■炎上度 ★★★☆☆

「大和証券 Mリーグ」で菅原千瑛が三暗刻に変化する牌をそのままツモ切ったことで炎上。ABEMAのコメント欄には連日(菅原が出場していない試合でも)「三暗刻」「見落とし」と意地悪なコメントが寄せられ、Xでも同様のポストが投稿された。

■概要

【彼女のホンネ】

 興味ないかもしれないが、私はかつて「三暗刻って何?」という態度で麻雀をやっていた。毎日、赤入りのリーチ麻雀をやっていたので、シャンポン待ちのようなツモれる気がしない形よりも、できるだけリャンメンにしてツモってポイントを稼ごうとしていたのである。

 ある対局で満貫ツモ条件の時に、イーペーコーを選択してリーチをしたのだが、後から「三暗刻に受けることは考えなかった?」と聞かれ「あ、三暗刻なんて役ありましたね!」と真顔で言っていた。
 当時はバカみたいに毎日麻雀ばかりやっていたのだが、とにかく赤を集めてツモればいいという作業みたいな麻雀だったので、三暗刻は「きみ誰?」という扱いだったのだ。

 そんな状態だったからリーグ戦でも一度やらかした。トイトイの6千オールをアガった後、トイレで「あっ! さっきの三暗刻ついて8千オールやんけ!」と気づいて悔しい思いをしたこともあった。
 プロ連盟の公式ルールは手役が大切で赤も入っていないから、三暗刻もないがしろにすることはできない。次第に、リーチ麻雀店で打つ回数も減っていき、ちゃんと三暗刻も役として認識するようになった。
 私のような考えの人は珍しくはなく、配牌をもらって手役を構想する時に「三暗刻狙おう」という機会はほとんどない。だから今回の菅原千瑛も「どうせ三暗刻のことは忘れてたんでしょ?」と思っていたので記事を書く気にはならなかった。

 だが、私の「X」のトレンドには「見落とし」が3日連続で表示される。Mリーグを見れば、コメント欄では「三暗刻」イジリが横行している。誰かの手牌に暗刻が2つできようものなら「三暗刻見逃さないかな、大丈夫か」と、お笑いセンスゼロの、イジメっ子小学生みたいなコメントが寄せられていたのだった。
 これはもう記事にするしかないと思い、とりあえず菅原に連絡してみた。

 菅原は電話に出てくれて、私の質問に答えてくれた。話の内容は、もちろんこの画像の手牌からの1ソーツモ切りについて、である。
 そしてその答えは、私が思っていたのと全然違っていた。
 「いま、もう一度同じ場面がきたら3ソーを切ります。そうしなきゃダメだなって思います。でもあの時は、ネガティブに考えすぎていました。もちろん三暗刻のことは頭にありましたけど、それよりもその後に起こりうる嫌なことばかり気にしてしまっていました」
 
この記事は7月1日発売の「麻雀界炎上事件簿」に収録する予定です
noteで購入すると400円と少し高いですが、定期購読(月980円)なら今月の記事はすべて無料で読めます
また、7月1日発売の書籍は1,500円ぐらいになりそうです。
今後も少しずつ発表していきます

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