大和証券Mリーグ2022-2023・TEAM RAIDEN/雷電の舞台裏 10月10日
【本田の塩対応】
10月10日は「雷電」にとっての3日目だった。
先発は本田朋広。前回は開幕日にお誕生日登板だったが、残念ながらラスだった。
私が会場に到着する前に試合は始まっていたので、前半はスマホで観ることになったが、去年よりは遥かに伸び伸びと打てていたように見えた。
これが正解、あれが正解というのが分かるのであれば、私が自分でMリーガーになって活躍している。だからそういう「正解」みたいなものは分からないが、本田が本田らしく「自分が打ちたいように打てている」ことが良いと思って見ていた。
それでも「練習の時やったら④ピン切って⑦タンキ待ちでリーチしとったかもしれません」と言っていたので、本田にとっても「100%やりきれた」というわけではなかったのだろう。
高柳監督は「そういう後悔はしなくて良いんじゃないの? 次に同じ局面があったら堂々と同じようにするべきじゃない? 結果論に振り回されない方が良いと思うよ」と言っていたが、私も同意見だ。
それと、最後の2ソー放銃はやりすぎだったと思う。
「残りツモ1回でテンパイして、ツモ番のないリーチを掛けて一発で」みたいなことを考え始めたらダメだろう。サーカスじゃないんだから、そんなのは無理だ。「面白い麻雀」は「スタンドプレー」とは違うと私は思うと本田に言った。
瀬戸熊直樹プロも「素点も大切だからね」と、サラっとアドバイスして試合会場に向かっていった。
本田は「ほうすかねえ。行ける思たんですがねえ」と言っていた。これも、どうするかは彼次第だ。私はただ、彼より長く業界にいるだけで、彼の方が圧倒的に強い。だからエラそうなことは言えないのだが、一応は意見を言った。
自信を持ってエラそうに指摘というか「ダメ出し」したのは、本田の試合後のインタビューでの「塩対応」だった。
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