ケネス徳田伝説⑩ 頭が良すぎることの弊害
【税理士試験に合格しそうな徳田】
実は徳田は税理士試験の勉強をしていて、初年度に1科目、2年目に2科目合格しており、3年目の今年中にあと2科目合格すれば税理士となる。実務を2年間こなさなければならないが、知り合いの税理士事務所で働いて、それもクリアできる予定だ。
それなりに忙しい中どうやって勉強しているかというと、スタジオでの勤務中、それも生放送の真っ最中に勉強している。
たとえば徳田が音声を担当している際、ヘッドホンで解説を聞きながらマイクの音量の上げ下げをして、同時にぶつぶつ喋っているのだが、それが論文の内容だったりするのだ。麻雀の解説を聞きながら「財務諸表とは…」と、文章を暗唱するのである。
また、手を使わなくて良い時は、汚い字でその論文の文章を書いている。
いったい、どういう脳みそのスペックをしていたらそんなことが可能になるのだろうか。
さすがに生放送中にそういうことをするのはやめろと注意するのだが、絶対にやめてくれない。
もう、ルールとかマナーとか法律とかは関係ないのだ。徳田が「やっていい」と考えることはやってしまう。
本当に目に余るというか、他社のメディアの社員の方がいる時などは、私がトランシーバーで頭をガツンと殴るとやめてくれる。昔の犬のしつけと同じなのである。
そして私が、あとからカネポンに「暴力はいけませんよ」とたしなめられるのであるが、私はあまり納得はいっていない。
【東西線おばあちゃんビックリ事件】
私が地下鉄東西線に乗って仕事の現場に向かっている最中、ホームに徳田がいるのを発見した。
すごい偶然だなと驚きつつも、まあ、同じ現場に向かう最中なので、こういうこともあるかと思った。
徳田はノートパソコンを「く」の字にして小脇に抱えたまま乗車してきた。
私の真正面に1つ席が空いており、その両脇にはおばあさんが座っていた。
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