若手プロに知ってもらいたいこと⑪ SNSでの批判はスタンドプレー
【白鳥はすごい】
TwitterなどのSNSに慣れてくると、ついつい言い過ぎてしまうことがあります。
これが匿名でやっている普通の会社員とか学生さんならまだいいのですが、素性をある程度さらしている場合は注意が必要です。
昨年プロ雀士になったばかりの人でも、皆さんはすでに「業界内部の人」として内外から認識されています。「私は無名だから大丈夫」ということはなく、何か問題を起こせば、同じ団体や業界に所属する人たちにも迷惑をかけることになるので気を付けてください。
たとえばですが、自分が出演する番組の告知ページを見て、名前が間違っていたとしましょう。
それを見つけて、SNSで「私の名前、間違ってるんですけどー」とつぶやいたらどうなると思いますか?
それを書いた担当者が恥をかきますね。
もちろん、間違えたのはその人が悪いんですけど、その人からしてみると「普通にメールとかLINEで教えてくれれば直すのに、わざわざ発信された」と思うじゃないですか。SNSで言うのって、絶対にデメリットしかないですよね。
これが連絡のしようもない別世界のことなら良いんですよ。
たとえばアメリカのメジャーリーグ実況とか、手の届かない世界のことについて言及したり、批判するのは別に良いと思います。
でも、同じ麻雀業界やその周辺の業界のことについては軽々に批判したり、間違いを正すようなことを全世界に発信しないでください。何の得もありませんから。
唯一のメリットとしては「おれだけが知っていることを指摘してやったぜ」という気持ち良さぐらいじゃないですか。あるいは「みんなが言いづらいことを言ってやったぜ」というヒーロー気取りですよね。
でも、そういった言動を見る人は見ていて、ちゃんと評価していますよ。
「ああ、この人は自分が属しているコミュニティやジャンルのことはどうでも良くて、自分が目立つことを優先するタイプの人間なんだな」という風に見ています。
簡単に言えば、そういうことをするたびに「イイネ」や「気持ちよさ」と引き換えに信用を失っているわけです。
逆の評価をされているのが白鳥翔プロです。
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