「牌こぼし」をどう扱うべきか
【スローモーションなゲームになる】
前回のnoteの記事がきっかけとなって「牌をこぼした」ことに対し「もっと厳しくジャッジしろ」という意見がいくつか見受けられた。
今回の瀬戸熊直樹プロの件でいえば、ポロリとこぼしていようがそうでなかろうが「ツモった時と同じような形状になったのだから誤ツモと判定するべき」という意見である。
確かにそうした方が競技的だと思う。
しかし、実際にはそういうルールが採用されてはいない。現在プレーしているプロ雀士たちにアンケートを取ったわけではないが「そうしてほしい」と言ってきた人の話を聞いたことはない。
私はそれに近いことを主張した経験があるが、却下された。それがダメな理由は後輩のプロたちから論理的に説明された。
今回は、その時に私が彼らから教わったことをもとに「なぜ落としただけだと厳しく判定しないのか」を説明したいと思う。
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