帽子着用は麻雀マナー違反?
【帽子がダメな理由】
あるアマ選手が「X」で「帽子着用」と「ハンドルネーム使用」について言及し、話題になっている。
「本名である必要があるのか」とか「帽子がダメな理由はなんだ」という意見が見られるのだが、特に多いのは「別に本名じゃなくていいだろ」というもの。
元のポスト主は「麻雀文化の差」と言っているが、これはジェネレーションギャップに近いものだろう。
確かに昔は帽子は禁止だったし、アマ選手でも対局に参加する際は本名で登録するのが当たり前だった。
帽子がダメだった理由を、先輩プロ雀士や麻雀店勤務が長い人たちに聞いたことがあるが、だいたいサングラス着用禁止と同じような意味合いではないか、という答えだった。
つばのついた野球帽だと、対局中に目線が隠れる。サングラスと同じで、目が見えないと相手は読みづらくなったりする。
イカサマ師などは切実だ。自分が「仕事」をする際に相手の目線をチェックするので、目線を隠されたら困るのである。
そういうもろもろの事情が重なって、サングラスと帽子がNGになったのではないかと私は思っている。
ただ、そうは言えないから建前として「室内で着用するべきものではないから」という理由がつけられたのだろう。
こういうのはエスカレートする。最初は「卓に着く時は」だったのが「室内に入ったら」になってくる。
特に帽子NGはヨーロッパあたりのマナーに影響されたようで、頑なに「ダメ」という店もあった。
「目線」だけの問題であれば、野球帽のつばを後ろにしてかぶったり、ハンティング帽やニット帽なら問題ないはずだが、それらもまとめてNGということもあった。
そんな、昔のヨーロッパの風習の名残みたいなのを気にしなくてもいいのにと思ったが、そこで決まっているマナーやルールなのだからしょうがない。
だが、今は違う。
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