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プロ麻雀界近代史 活字の「近代麻雀」復活

【突然の全員集合】

 「麻雀企画集団バビロン」にとっての2003年は辛い一年だった。ペリカを発行してギリギリ食いつなぎ、ヒィヒィ言っていた。そこへもってきてヤバい出版社から詐欺まがいの契約を結ばされそうになって、本当にヤバかった。この「近代史」には書けないが、個人的にヤバいことをした奴がいて、そいつのために1年半ぐらい振り回されたりもした。
 バビロンのリーダーだった馬場裕一さんの後厄は2002年で終わっているはずだったのだが、会社的には2003年まで苦労が続いていた。

 その2003年末に馬場さんが珍しく全員集合の号令をかけた。
 すでにゴミ屋敷の様相を呈していた飯田橋の雑居ビルの7階にスタッフ全員が集まった。馬場さん以下、梶本琢程さん、私、長村大、豊玉シーチキン、高杉流一の6名がいた。
 馬場さんの念願がかなったという話だった。

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