若手プロに知ってもらいたいこと 次のMリーガーになるためには?
【強ければなれる】
どうしたらMリーガーになれるのでしょうか。
その答えはほとんどの人が知っていると思います。
強ければなれます。
ただし、強いというのは「俺つええ」とアピールすることではありません。また「彼は強いんですよ」と周囲に言わせることでもありません。AIと同じじゃない打牌を「ミス」と呼び「僕は打牌ミスしないんです」と言って牌譜を提出することでもないんです。
何かと言うと、結果を残すことです。
勝ちまくっていれば必ず企業はその選手を指名します。
しょうがないんですよ、それしか「強さ」の指標となるものがないから、勝っている人を「強い」と認識してチームに入ってもらって、同じように「Mリーグでも勝ってください」と期待するしかないんです。
だから、まずは勝つことです。プロ団体が主催するタイトル戦にたくさん出て勝ちましょう。でも、毎年たくさんのタイトルホルダーが生まれますから、1回や2回勝ったところで目立つことはできません。Mリーグの監督の目に止まろうと思ったら、3回、4回と立て続けに勝つしかないでしょう。
ちなみに、新規参入の「BEAST Japanext」は将棋の世界からプロ麻雀界にやってきた鈴木大介さんと、元乃木坂46の中田花奈さんを指名しました。
この情報だけだと、まるで「有名人だから選んだ」ように見えるかもしれませんが、そうではありません。
大介さんは2019最強位であり、以来4年連続でファイナルに進出しています。見事に勝ちまくっているんですよね。
中田さんはキャリアは浅いのですが、デビュー戦の「桜蕾戦」でいきなり決勝戦に進出しました。また、CSの「エンタメ~テレ」の対局番組「天空麻雀」では優勝しています。彼女もまた「結果」を出しているわけで、決して「ただ有名だから」という理由で選ばれたわけではないのです。
【清潔感が最優先】
もちろん「勝ったという実績」に加えて「何かしらのプラスアルファ」が重要なのは事実だと思います。
①すでに知名度や人気がある
②見た目が良い
③チームカラーや戦略に合っている
④これから人気が出そうな何かを持っている
大まかに分けて上記4ポイントでしょうか。
①は芸能人や文化人、著名人、あるいはその家族などです。知名度や人気があるというのは、その時点で財産を抱えているようなものなので、自分だけでなく他人を潤すことができます。チームが欲しがるのは当然です。
また、その人自身に知名度がなくても、その人のプロフィール欄に分かりやすい背景があれば、それはそれで「知名度」と同等の価値を持つようになります。
たとえば「チェスの世界王者」であれば、麻雀ファンがあまり知らなくても「さぞかし高性能な頭脳を持っているのだろう」と思いますよね。
また、名前を覚えてもらう前に「ほらあのチェスの人」と呼んでもらえるので、そういう「別世界の勲章」の価値は非常に高いのです。
②は、むしろ「必須」と言ってもいいでしょう。もちろん、生まれつきの顔形は人それぞれで、整った人もいればそうでもない人もいます。だから「俺は最初から無理」と思うかもしれませんが、実はそうでもないんですよ。
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