流れの正体 ライアン・モリス編
今回、この連載をnoteで採録するにあたって、M.Mizさんにご協力をいただいた。
私も版元の竹書房も古い「近代麻雀」を残しておらず、原稿のデータがなくなって困っていたところを助けていただいたのだった。
本当にありがとうございます。
【ライアン英語教室】
At mahjong,Do you think that human can control his fortune?
私が書いたヘンテコ英語をしばらく見つめたライアン・モリスは言った。
「ウーン。どない言うたらええんやろ? とりあえず、これを正しくするとしたらこうやな」
In mahjong,do you think humans can control fortunes?
「自分の運を操れると思いますか? と聞きたいわけやろ。でも、これだと大げさすぎるという気もする。麻雀の戦略について聞くわけやから、もっと具体的な方がええんちゃうかな。たとえば、
Do you change your strategy based on the outcome of recent events?
それまでの戦いの結果を戦略に反映させますか、という質問。流れ論とはそういうことやろ」
そうだと言えばそうだ。でも違うと言えば違う。
流れ論についての質問を英訳することで、私はこの問題の複雑さを改めて認識した。
この質問だと、デジタル派でも「yes」になる人がいるのではないだろうか?
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