新説!? Mリーグで南家スタートが負ける理由

【ラス前とオーラスのアガリ率に注目】

　少し前に「Mリーグで南家スタートが負ける理由」で書いた通り、MリーグやMONDOTVの対局において、南家スタートの人が負けまくっているという現象がある。

東家スタート　＋1273.1
南家スタート　▲1634.5
西家スタート　＋ 952.4
北家スタート　▲ 631.0

　Mリーグが発足して4シーズン目の途中だが、2022年の1月15日現在で163万点もマイナスしている。
　一番勝っている起家が127万点ぐらい勝っているので、その差は290万点である。
　
　そのnoteに対して、シータさん（@rapyutar）という方が以下のようなご意見をTwitterに投稿されたのを見つけた。

これだけの偏りがあるとさすがに偶然とは言い難く、何かしらの理由がありそうですね
恐らく、「オーラス和了止めなしルール」の影響が一番大きいのではないでしょうか
オーラスの親は、安手を和了ることのメリットがあまりないので、必然的に「高い手を狙うかオリ気味に打つか」の二択になりやすいです https://t.co/WRstNRbKH2

— シータ (@rapyutar) January 21, 2022

つまり、オーラスは親(北家スタート)だけ必ず制約付きで打つことになります
そして、よほど極端な点数状況でない限りは配牌オリすることはないので、基本的には高打点狙いの打ち方になります
高打点狙いということは、必然的にメンゼン進行率が高くなります

— シータ (@rapyutar) January 21, 2022

親があまり鳴かないとなれば、北家(西家スタート)は制約なく自由に打てます
また、親が高打点狙いなら絞ることが少ないので、南家(東家スタート)は副露手が成就しやすくなります
制約のある東家と言えども、やはり親の打点力は強いです

— シータ (@rapyutar) January 21, 2022

打点力のある親
自由に打てる北家
副露手の成就しやすい南家
に囲まれて、大事なオーラスで唯一何の恩恵もない西家(南家スタート)の通算成績が一際劣っているのは、個人的には非常に頷けるところです

— シータ (@rapyutar) January 21, 2022

　これを読んでなるほどーと思い、またまた辺六筒さん（@penropin）にデータ提供をお願いすることにした。