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資産8800万円。堀内さんに聞いてみた「お金のことを何でも公開する本当の理由」
麻雀ユーチューバーとして活躍する堀内正人さん。雀荘勤務をしながら麻雀プロをしていた経歴があり、プロをやめてからも麻雀の戦術本を書いたり、動画を配信したりしているが、今回うかがうのは主にお金の話。
資産8800万円
堀内さんは、自分の数字を開示するのが好きだ。昨年末には、毎年恒例の投資の成績をツイッターにアップした。
現在、株式で運用している資産は約8800万円とすごい額だ。
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それを公表するのは誰かへの自慢だろうか?
「夢を持ってほしいからです。決して自慢ではありません。
麻雀系のユーチューバーとして、自分は一番成功しているという自信があるんです。僕以外だとワケベさんも人気がありますけど、他にたくさんいる中では、やっぱり自分が一番だと自覚しています。
その僕が、どのくらい稼いでお金を持っているかということを知って、麻雀の世界で働く皆さんに夢を持ってもらえたらと思います」
堀内さんが投資を始めたのは20代の時だ。そのきっかけは何だったのだろう?
「仙台の高校を卒業して、専門学校をやめて、東京に出てきて雀荘で働いていた当時、『金持ち父さん、貧乏父さん』という本が流行って、僕も読んだんです。そして『ヤバイ。何とかしなくちゃ』と思ったんです。周りには反面教師しかいなくて」
当時働いていた雀荘は、寮住まいの12時間交代勤務。寮は1部屋を昼番と夜番の2人で使っていた。布団は一つで、寝るのは交替だ。堀内さんは麻雀が強いのでお金を残せていたが、寮で一緒の中年男性たちは慢性的な金欠病。非番の日にネットカフェにすら出かけるお金がなくて『キミが寝る順番だけど部屋にいてもいいかな? ご飯を食べたいので500円貸してくれないかな?』と言う人たちもいた。
「当時から、好きなことを仕事にしたいと思っていたんです。僕にとってそれは麻雀でした。これから先、ずっと麻雀を打って生きていくためにはどうしたらいいのか、真剣に考えました」
つまり、その頃周りにいた大人のようにはなりたくない、という気持ちが強かったのだ。
「年を取るにつれて仕事の能力が衰えていくのに、お金はどんどん必要になります。それが不安で投資で運用することにしました。雀荘メンバーとして21歳から24歳までとにかく必死で働いて、貯金が530万円になった時に投資を始めました。現在のようにNISAなどのシステムがない時代ですから、20代前半で投資をするのは早かったかもしれません。でももっと早くてもよかったと思っています。そのくらい、投資をするのは大事なことなんです」
信用取引で大損
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