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醍醐大の孤高の一打vol.9 アガるだけが麻雀じゃない!トップを取り切る、醍醐の超多角的思考

自分は人が驚くような打牌をすることが多いが、そこには必ず理由がある」と語る、セガサミーフェニックス『孤高の探究者』醍醐大。本企画では、昨シーズンに続き彼のオリジナリティーあふれる一打の思考に迫る。

現在首位を走るセガサミーフェニックス。先日は茅森選手の南場の驚異的な追い上げ、そしてオーラスの大逆転ツモで歓喜に沸く控え室の様子が話題になった。

あまり大きく感情を露わにするタイプではない醍醐も、ぴょんぴょん跳ねながら喜びを分かち合う姿は、こちらも自然と笑顔になるくらい幸せな光景である。

「ぼくだってそりゃ喜びますよ(笑)。チームも300ptを越えていて絶好調ですが、さすがにツきすぎですね。けど麻雀ですし、いつかどこかで負けるとは思います。このままでいくはずはないので、そうなった際にいかにマイナスを抑えられるかが大事ですね」と、全連対継続中の醍醐は至って冷静だ。

さて今回は2024-2025シーズンMリーグ5戦目となった10/14(火)第2試合(本田・松ヶ瀬・醍醐・大介)の試合での、トップ目に立った際の思考に詳しく振り返ってみよう。(取材・構成:成田裕和)


3つの意味が込められた大局観による3p切り

東場に4000オールをアガるなど、効果的に加点しトップ目に立った醍醐。南2局で光った技術を紹介していこう。

ここから打3p、マンズの2度受けを残す形に

赤が2枚、ダブ南トイツと醍醐の手は申し分ない手。自分の手だけを考えるとマンズに手をかけそうだが、醍醐はここから3pを切った。一見ロスがあるように見えるが、もちろんそこには醍醐なりの理由がある。

「ここで3pを切った理由は、


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