契約満了から1ヵ月、魚谷侑未が語る、これまでとこれから
6月10日、セガサミーフェニックスから発表された魚谷侑未・東城りおとの契約満了は、Mリーグに接する全ての人たちに、衝撃を走らせた。あれから1ヵ月、7月11日のファンミーティングで最後のチーム活動を終え、最速マーメイドは涙を拭い、前を向く。
■心残りは、近藤誠一をヒーローにできなかったこと
-契約満了からおよそ1ヵ月が経ちました。この1ヵ月は、どんな心境でしたか。
まず、今回の契約満了は、過去のものと少し違う形だったと思いますし、ファンの方の気持ちを考えると「燃えるだろうな」とは思っていました。発表後の反応は想像通りでしたけど、やっぱり時間は偉大と言いますか、燃えているのは3日から1週間くらいだけだったじゃないですか。そこから落ち着いていくのを見ていて改めて思ったのは、「やっぱり世間は忘れていっちゃうよな」ということです。でも、自分的にはファンの方に忘れられたくはないので、またMリーグに戻るためにも、ここからはみなさんに覚え続けてもらえるような1年を過ごさないといけないというのが、今回の発表の後に思ったことです。
-7月11日には、フェニックスのファンミーティングがありました。
契約満了になって、その日が最後のイベントということだったんですけど、私と東城さんでは、どういうふうに最後を締めくくるか、という気持ちに少し差があったと思います。東城さんは明るく去りたいと思っていたでしょうし、チーム側としても、そういう感じの進行を用意してくれていました。私も基本的にはそれに賛同したいと思っているんですけど、ファンの方としてはしんみりするようなところ、一緒に悲しみたい気持ちがあるとも思っていたので、イベントの中で、みなさんと対話ができるような時間を設けてもらいました。その中にはチームやスタッフ、ファンの方々の寄せ書きをもらうところがあって、それを見ていたら泣けてきてしまって・・・。
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