裏ドラのめくり方は練習したのか【むく大樹】
編集長からのLINE
大舞台での戦いに敗れ、燃え尽きていた私の所に、一件のLINE通知が来た。
お相手は金本編集長。
なんと普段から楽しく購読させていただいている近代麻雀ノートへの記事投稿のオファーではないか。
む「分かりました!魂の闘牌解説で全米を泣かせる超大作を書けば良いのですね!?」
金「いや、内容じゃなくて裏ドラをめくる練習の事とかを書いてください」
とのこと。
はて?裏ドラとは?と思っていたところ、SNSで
「むくさんの裏ドラめくっているところがYahoo!ニュースで取り上げられています!」
と教えてくれる方が居たので、確認してみると、確かにあった。
『細かい指技にプロの技術が光る!2枚の裏ドラを淀みなくめくる動きにファン大注目』
という素敵な記事に取り上げていただいた。
MトーナメントJ卓2回戦で、カンドラ付きの裏ドラをめくる動作がスムーズで、驚いた方が多かったようだ。
映像はこちら
ただ、期待されて申し訳ないのだが、裏ドラめくりに特化したトレーニングをしたというわけでもない。
裏ドラに関しては、事前に小林剛さんに放送対局時の開示場所について質問したくらい。
ただ、せっかくの機会なので、自分の日記代わりにも、どんな気分で大舞台に臨んだかを書き残しておきたいなと。
対戦表を眺めてはひとりニヤニヤ
・6月15日
最強戦2024「Mリーガーvsタイトルホルダー」
・6月17日
Mトーナメント2024予選J卓
麻将連合に入会したのが2005年なので、プロ選手19年目の夏、競技生活の中で最も注目を集める二日間を迎えた。
今回の2大イベントのオファーをもらってからというもの、修学旅行を控えた高校生のように、待ち遠しくて仕方なかった。
最強戦2024「Mリーガーvsタイトルホルダー」B卓
対局者:竹内元太・醍醐大・鈴木優
(勝ち進めばさらに他2名)
Mトーナメント2024予選J卓
対局者:有賀一宏・瀬戸熊直樹・岡田紗佳
いつもテレビで観ている舞台で、こんな素晴らしい対局者との、夢のような対局。
しかもこんなにも短いスパンで2戦も続いても良いのだろうか。
対戦表を眺めてはひとりニヤニヤしていたりもした。
本番が近づくにつれて、今度はプレッシャーが強くなってきた。
普段はどんな大事な対局を控えても、緊張することはあってもプレッシャーを感じることはほとんどない。
チーム戦ということではなく、あくまで私個人の対局なので、勝っても負けても自己責任。
ただ、Mトーナメントでは現Mリーガーの小林選手を除いて、麻将連合(以下μ)からの参加選手が私ひとりという状況があった。
そのため選手仲間やμファンの皆様からの期待を一身に集めることとなった。
お会いする方々から激励や応援を受けるたびに身が引き締まる思いがした。
モヤモヤした時間
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